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「弁護側の主張は不可解なことが多く、にわかに信じがたい。心に入ってくることが
一つもなかった」。遺族の本村洋さんは二十四日の公判終了後、広島市中区のホテルで
記者会見に応じ、弁護側の主張に不信感と憤りをにじませた。
(略)
「(妻と娘を殺された被害者である)私に向かって弁護人たちは本当にそんなことを
言えるのか」。時折こみ上げる怒りを必死に抑えながら「怒りを通り過ぎて失笑しました。
あきれました」と淡々と話した。
広島高裁の判決以来、五年ぶりに見る被告に新たに二十一人の弁護団がついた。
「社会の関心を集め死刑存廃の議論をしようとしている。この裁判を死刑廃止の
プロパガンダに利用しようとするのであれば許しがたい」
弁護側は被告少年の犯行時の精神状態に焦点をあて傷害致死の適用を求める
方針だが、「精神鑑定がどれだけ信ぴょう性があるのか。被告の内面的なものに
終始することで、事件をぼかしたり、犯行の事実を隠そうとしている」と指摘。
「無意味な情状証拠の審理はやめてほしい。八年間の裁判で確認した事実を
ほごにすることはやめてほしい」といっときも早い裁判終結を望んだ。
「被害者あてに作業報奨金や手紙を送るなど、贖罪に向けて歩き始めている」とする
弁護団。「(被告は)ひょうひょうとしていて、とても思い悩んでいるようにはみえない。
むしろ余裕を感じた。送金も情状面をよくするために弁護人から言われてやっただけ
ではないか」と冷ややかだった。(鴻池尚)
ソース:中国新聞
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