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◇東大阪大生リンチ殺人 主犯に死刑判決 大阪地裁
東大阪大（大阪府東大阪市）の学生ら２人が昨年６月、
岡山市内で生き埋めにされた集団リンチ殺人事件で、
殺人や監禁、強盗などの罪に問われた主犯格の一人で無職、
小林竜司被告（２２）の判決公判が２２日、大阪地裁で開かれ、
和田真裁判長は求刑通り死刑を言い渡した。
判決理由で和田裁判長は「犯行を主導し、集団で暴行を加えたうえ、
生き埋めという冷酷かつ残虐な方法で２人の前途ある若者の命を奪った。
共犯者の中でも責任は特に重く、極刑を選択するほかない」と述べた。
この事件では８人が起訴され、判決は今月１１日に懲役１５年を
言い渡された無職少年（１７）＝事件当時（１６）＝に続き２人目。
小林被告は今年１月の初公判で殺人などの罪状を認め、
弁護側は「反省している」として更生の可能性を指摘し、
死刑回避を求めていた。
小林被告はこの日、短髪に黒色スーツ姿で入廷。背筋をまっすぐ伸ばして
被告席に座った。主文が言い渡されると小さくうなずき、和田裁判長や
傍聴席に「失礼します」と頭を下げ、法廷を後にした。
判決によると、小林被告は元大阪府立大生、
広畑智規被告（２２）＝分離公判中＝らと共謀。昨年６月、小林被告の友人で
元東大阪大生の佐藤勇樹被告（２２）＝求刑・懲役１８年＝らと
トラブルになっていた東大阪大４年の藤本翔士さん＝当時（２１）＝と、
無職の岩上哲也さん＝同＝を岡山市内に呼び出して暴行を加え、
同市内の産業廃棄物集積場で２人を穴に生き埋めにして殺害するなどした。
判決後、小林被告の弁護人は「弁護側が主張した情状事実について認めながら、
結果として死刑判決が言い渡されたことは承服できない」とコメントした。
ソース（産経新聞）URLﾘﾝｸ(www.sankei-kansai.com)