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県は新年度からの国際観光誘客促進事業で、韓国をターゲットに観光客呼び込みに本腰を入れていくことが18日、
明らかになった。安倍晋三首相が昨年10月にいち早く訪韓し、対日感情が改善の兆しを見せているほか、
韓国人の海外旅行の意欲が高いのが理由だ。本県の筑波研究学園都市、産業観光、温泉などの観光資源や
つくばエクスプレス(TX)を活用したつくば-秋葉原ルートのPRを行うなどして、本県への誘客を図る。
今月14日、水戸市内で開かれた県国際観光テーマ地区推進協議会(会長・佐藤政雄県観光物産課長)で、
従来の台湾に加え、「中国を含めた東アジア、中でも韓国を第一のターゲットに誘客を図る」ことが決まった。
韓国からの日本への観光客数は平成16年度に約158万人、17年度に約174万人と世界で最も多い。
その中で本県を訪れたのは推計で16年度(約1万2000人)、17年度(約2万1000人)-と誘客の
最大の市場となっている。
台湾に加え、韓国に重点を置いた理由は「台湾人観光客がいまひとつ伸びない」(県幹部)ことが要因だ。
台湾から日本へは16年度に約108万人、17年度に約127万人が訪れた。
県は18年度に台湾を最大のターゲットに観光客呼び込み事業を大きく展開したが、
茨城を訪問したのは推計で16年度(約6400人)、17年度(約1万人)と思うように伸びず、
思惑がやや外れた格好となった。
そこで、浮上したのが韓国。23日につくば市で開かれる関東地方知事会議でも韓国からの観光客誘致などが
協議される見通しで、他県も巻き込んだ営業戦略で臨むことになった。
今年10月には千葉県と合同で韓国の旅行業者やマスコミ約10社を招聘(しようへい)し、
4泊5日程度(本県は2泊3日程度)の日程で、両県観光地の視察ツアーとホテル、
旅館などの商談会を実施し、紹介記事の掲載を促進する予定だ。
県観光物産課では「中国や韓国は筑波の科学技術に高い関心を示しており、
県北の温泉やつくばサイエンスツアーなどを積極的に売り込みたい」と意気込んでいる。
ソース:産経新聞
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