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放置「餓死するはずだった」/2児遺棄事件
2007年04月07日
■チャーハンが「最後の晩餐」/生ゴミ食べ生きていた長男
―苫小牧
幼子を2人きりにすれば2人とも餓死するはずだった。
苫小牧市の民家の物置から幼児の遺体が見つかった事件で、死体遺棄と殺人の罪で起訴された
山崎愛美(よしみ)被告(21)は、当時1歳と3歳の男児の育児に嫌気がさし、昨年10月末、2人を
残して家を出た。その前夜、冷蔵庫の残りものでつくったチャーハンを「最後の晩餐(ばんさん)」
として食べさせた。
山崎被告が自宅に戻ったのは、1カ月余り後の同12月4日。2人を置き去りにして、交際相手の家で
暮らしていたが、1歳の青空(そら)ちゃんの遺体の腐乱化が進み、近所から悪臭の苦情が寄せられ、
家の明け渡しを迫られていたため、通告されていた退去日に仕方なく戻った。
ドアを開けると。死んでいると思った長男が、飛び出してきて抱きついた。冷蔵庫の中にあった残飯や
マヨネーズ、米、水、さらに生ゴミを食べて、生き延びていたのだ。冬だったが、昼間は暖房が自動的
につくアパートだったため、凍死することもなかった。
3歳の長男は、自らの命をつなぐことはできたが、弟の世話まではできなかった。おむつもとれていな
いハイハイ歩きの赤ん坊の青空ちゃんは、1週間ほどで死亡したとみられる。暖房で腐乱化が進み、
近所に悪臭が漏れた。
札幌地検の調べに対し、山崎被告は、「夜の仕事が楽しく、交際相手と一緒に住みたかったので、
子どもを殺してしまおうと思った」と供述しているという。
地検は今後、長男に対する保護責任者遺棄罪での起訴も検討する。
* * *
■殺人罪で母追起訴―札幌地検室蘭支部
苫小牧市の民家の物置から幼児の遺体が見つかった事件で、札幌地検室蘭支部は6日、死体遺棄罪
で起訴されている同市高砂町1丁目、無職山崎愛美(よしみ)被告(21)を殺人罪で追起訴した。山崎
被告は「世話するのが面倒になり、餓死させようと思った」と殺意を認めているという。
起訴状によると、山崎被告は昨年10月30日ごろから12月4日までの間、当時住んでいたアパートの
自室に、三男の青空(そら)ちゃん(当時1歳)を殺害する目的で放置し、死なせたとされる。
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