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ミリオンセラーになっている「病気にならない生き方」(サンマーク出版)に、牛乳乳製品に関し
科学的根拠が疑わしい記述があるとして、医師や栄養学の専門家らでつくる牛乳乳製品
健康科学会議(会長、折茂肇健康科学大学長)は27日、同書の著者、新谷(しんや)弘実・
米アルバート・アインシュタイン医科大教授に質問状を送り、回答を求めた。
新谷教授は同書で、牛乳を作る過程でホモゲナイズ(均等化)することで、乳脂肪は酸素と
結びつき過酸化脂質に変化してしまうとし「市販の牛乳は『錆(さ)びた脂』ともいえる」と記述。
また「牛乳のカルシウムはかえって体内のカルシウムを減らしてしまう」「牛乳の飲みすぎ
こそ骨粗鬆(しょう)症を招く」など健康への悪影響を述べている。
同会議は「ホモゲナイズしても乳脂肪が酸化されることはほとんどない。牛乳を飲むことで
体内のカルシウムが減ることはなく、骨粗鬆症になることもない」などと反論。質問状で、
牛乳乳製品に関する記述8項目について、内容を裏付ける科学的根拠を示すよう求めた。
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