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大阪府の南部家畜保健衛生所(岸和田市)と北部家畜保健衛生所(寝屋川市)で昭和40年代以降、
民間獣医師に業務委託できる制度を悪用して裏金づくりが行われていた問題で、府は5日、
両衛生所で平成13年度から17年度までに約1150万円の不適正支出があり、約500万円が
裏金として職員の現金分配などに使われたことを明らかにした。非常勤職員をカラ雇用する手口も
新たに判明。巨額裏金が発覚した9年以降に生み出された裏金は、所長判断で分配されていた。
府によると、書類が残っている13年度以降、把握できた不適正支出は北部が462万円、
南部が692万円で計1154万円。このうち北部が152万円、南部で356万円の計508万円が
裏金として使用された。全体のうち非常勤職員のカラ雇用などが3分2の約710万円を占めた。
このほか職員への現金分配や歓送迎会などに支出されたという。両衛生所では、府OBの
民間獣医師名義の通帳3冊、非常勤職員名義の通帳4冊を管理し、還流させた金を保管していた。
また平成12年度以前も裏金づくりが行われたとの関係者証言もあるが、証拠書類がなく、金額は不明。
一方、職員への現金分配は昭和40年代から続いていたという証言もあり、北部で平成12年度ごろ、
南部では10年度ごろまで行われ、年に1、2回職員全員に配られ、数万円が支払われていたことも判明。
最高で9万円だったという。
衛生所の裏金については昨年末からの一連の裏金調査の過程で、南部の親睦会口座に会費未徴収の
出入金があったことから、調査を開始。1月16日に届いた匿名の投書の中で民間獣医師へ業務を委託する
「雇入獣医師制度」を悪用し、民間獣医師に支払われた手当の一部を両衛生所に還流させる手口で裏金づくり
が行われ、それが宴会費や現金分配に使われたことが書かれていた。環境農林水産部の塚原啓志次長は
「無念としか言いようがない」と述べた。
裏金5年で500万円、職員で分配 大阪府家畜保健衛生所-事件ですニュース:イザ!
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