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【朝日社説】捏造番組問題 「視聴者も、一つの情報に振り回されない賢さを身につける必要がある」 - 暇つぶし2ch1:ときめきトゥナイトφ ★
07/01/22 22:55:22 0
捏造番組 視聴者を欺く罪深さ

おせち料理の食べ過ぎが気になりだしたころ、この番組を見て納豆を買いに走った。
そんな人たちはさぞ驚き、憤慨していることだろう。

フジテレビ系の生活情報番組「発掘!あるある大事典2」で、納豆のダイエット効果を
取り上げた7日の放送にいくつもの捏造(ねつぞう)があった。

やせる前後の写真は実験とは無関係の人のものだった、中性脂肪などの数値を実際は測っていなかった、
米国の大学教授が発言もしていない内容を字幕で流した……。ひどい話である。

制作した関西テレビは調査委員会を作るという。報道機関として全容を明らかにするのは当然だ。
昨夜の放送を休み、アナウンサーが経緯を説明したが、これで視聴者が納得するとは思えない。

なぜこんなことが起きたのか。期待した教授に話が聞けないなど米国取材が難航し、スタッフが
追いつめられた。関西テレビの幹部はそんな弁明をしている。

取材がうまくいかないのなら、もっと時間をかけるか、できる範囲で番組を作るしかない。
そうしなかった背景として、二つの要因が浮かび上がる。

まず、番組作りの構造的な問題だ。関西テレビから受注した会社が別の会社に作らせた。
こうした「孫請け」は取材の責任があいまいになりがちだ。新年最初の放送の締め切りが迫るなかで、
制作現場は何とか結果を出そうと無理をしたのではないか。

もう一つ、現場の焦りを呼ぶのが視聴率至上主義だ。この番組は競争が激しい日曜夜9時台で
10年も人気を維持してきた。周囲の期待が大きくなる一方で、素材が底をつくジレンマを抱える。

03年に日本テレビで視聴率の調査家庭に金品を渡す事件が起き、放送界は視聴率偏重の危うさを
思い知ったはずだ。しかし、いま多くの局が健康ブームにつけこむような番組で視聴率を狙っている。

昨年、TBS系の番組で紹介された白インゲン豆を使ったダイエットで、多くの人が下痢や嘔吐(おうと)を
訴えて入院する騒ぎがあった。不正確な情報は害にもなる。その教訓は生かされなかった。

なかでも「あるある大事典」には以前から批判があった。食はバランスが大切で、特定の食品のみで
問題は解決しない。「番組が体に良いとしたため、その食品を制限すべき患者が指示を守らない」。
そんな医師の嘆きも聞く。

テレビは公共の電波で仕事をしている。放送で納豆が売り切れるような現象も含めて、社会への影響に
もっと敏感になるべきだ。娯楽番組だから大目に見てもらえる。そんな甘えがあるなら、テレビ離れはさらに進むだろう。

視聴者も、一つの情報に振り回されない賢さを身につける必要がある。内容をうのみにするのは危うい。
命にかかわる健康情報ならば、なおさらだ。

視聴者や読者の厳しい目を常に意識して、メディアは自らを律したい。それはテレビも新聞も変わりはない。

ソース
URLリンク(www.asahi.com)


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