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「我々の同僚が許されない行動をしてしまいました」
朝日放送の堀江政生アナ(43)が同局の情報番組『ムーブ!』で謝罪したのは、14日のことだった。
朝日放送広報部は同日、男性アナウンサー3人にセクハラ行為があったとして2人を停職3か月、
1人をけん責処分としたと発表したが、被害者のプライバシーを理由に、当該社員の名前はセクハラ
の詳細をヒタ隠しにしている。
事情を知る朝日放送社員は憤りを隠さない。
「そもそも、局としては内々の処分で済ませるつもりでした。ところが、あるスポーツ紙がこの件を
かぎつけ、15日に記事が出ることが局幹部の耳に入った。それでやむなく前日の14日に自ら発表
したんです。身内の社員にさえアナウンサーの名前と処分内容のみしか伝えず、彼らが何をしたか、
の説明は一切ない。被害者のプライバシーを盾に不祥事を隠そうとしう意図がミエミエで、若手社員
の間では『取材相手にウチがいってるのと同じことをいわれたら、情報がとれず番組も作れない。
放送局がこんな態度でいいのか』と失望する声が挙がっている」
この社員によれば、けん責処分を下されたのがAアナ(45)、3か月の停職処分がBアナ(36)と
Cアナ(39)。いずれも名の知れた中堅アナだが、一体、どんなセクハラ行為を働いたのか。朝日放送
関係者への取材を進めると、3人の呆れた行状が明らかになった。
まず、もっとも軽い処分に終わったAアナ。入社以来、一貫してスポーツ中継を担当し、朝日放送
が持つABCラジオではプロ野球中継や競馬中継の実況を担当。このAアナが問題を起こしたのは
遠征先だった。
朝日放送関係者が明かす。
「今年の夏前と聞いていますが、プロ野球の中継で地方に行った際、現地の美人リポーターを
宿泊先に連れ込み、むりやり身体を触れるなどのわいせつ行為に及んだそうです。Aアナが軽い
処分で済んだのは女性がホテルまでついてきたためで、“合意の可能性もあるのではないか”
とのことで、情状酌量されたと聞いています」
女子大生バイトは格好の“獲物”
お次は、3か月の停職処分を下されたBアナ。阪神タイガースの応援番組などを担当している彼は
端正なルックスから女性の人気も高かった。Bアナの知人は、
「Bさんはイケメンなだけでなく、話し上手で芸人の友達も多い。昔、ラジオで共演していた上沼恵美子
さんにも気に入られていたほどで、熟女キラーと評判」
というが、Bアナが手を出したのは熟女ではなくアルバイトの女子大生だった。
前出の関係者が明かす。
「今年の夏にBは朝日放送で働くアルバイトの女子大生から"将来アナウンサーになりたいので
アナウンス技術を教えてほしい”と相談を受け、食事に行くことになった。その食事後、Bは豹変
し、彼女に襲いかかったのです。局近くのオフィスビルの身体障害者用トイレに彼女を押し込み、
わいせつな行為に及ぼうとした。女性が必死に抵抗したため、最悪の事態は免れたようですが
・・・・・・」
立場を利用して、アナウンサー志望のアルバイト女性に手を出すとは、呆れて物もいえないが、
皮肉にもこの一件が今回の“3名同時処分”につながった。というのも、Bのセクハラを知った別の
局員がこの問題を告発。その結果、内部調査が行われ、他の2名のセクハラ行為までもが明るみ
になり、一挙3人もの処分に至ったのだ。
その結果、芋づる式に処分されたCアナが襲ったのもまた、アルバイトの女子大生だった。
「会社の飲み会があり、Cの上司が彼にアルバイト女性を家まで送るようにいいつけた。ところが、
2人っきりになったのをいいことに、Cは女性を強引にラブホテルに誘い、抵抗する女性に乱暴な
行為を働いたそうです。問題発覚後、Cは社内調査に対し“女性から誘ってきた”と言い張って
いたが、それがウソだとバレた。結局、示談になったが、この件で停職処分に至った」(前出の
関係者)
男性アナ3人のセクハラ行為について朝日放送に取材したが、
「被害者の意向があるので個別具体的な話はできない。被害にあわれた方々に心からお詫び
するとともに、視聴者・聴取者の皆様の信頼を損なったことをお詫び致します」(広報部)
との回答だった。
処分発表後、2人の顔は画面から消えた。驕るアナは久しからず。
週刊ポスト 2006.12.1より