06/11/25 22:32:45 0 BE:12658368-2BP(340)
大阪府能勢町の自宅で中学2年の長男(14)の首を鎖でつないで監禁するなどの虐待を
繰り返し、約2週間のけがをさせたとして、大阪府警捜査1課と豊能署は25日、傷害容疑で
実母(39)と内縁の夫でコンビニ店員の男(34)の逮捕状を取り、取り調べを始めた。容疑が
固まり次第、同日中にも逮捕する方針。長男は「1年ぐらい前から学習態度などをとがめられ、
食事もろくに与えられなかった」と話しており、捜査1課は今後、動機や虐待が激化した
経緯など全容解明を目指す。
調べでは、2人は長男の学習態度に腹を立て、約1年前から仏間で長男の首を鎖でつないで
監禁状態にし、食事を与えないなどの虐待を継続。8月下旬から9月上旬にかけ、脚立の上に
木製バットを置き、その上に正座させるなどの虐待を加え皮下出血による約2週間のけがをさせた疑い。
実母は約10年前に前の夫と離婚し、長男と妹を連れて能勢町内にある実家に戻って、
祖父母と一緒に暮らすようになった。
長男が小学6年のころから成績や学習態度などで将来を悲観するようになり、職場で知り合った
男に相談したところ、男は「家庭教師をしてやる」と実母に持ち掛け、同居を始めたという。
これまでの調べで、長男は「家で食事を与えてもらえず、深夜に冷蔵庫にあった食べ物を
つまみ食いしたことを男にとがめられ、首に鎖をつながれるようになった」などと説明。
周囲にも「親は妹にしか食事を作らない」などと漏らしており、虐待が激化し始めたとされる
昨年2月には自分から子ども家庭センター(児童相談所)に連絡したこともあった。
当時通っていた中学校も長男の異変に気付いた時点で同センターに通告しており、これまでに
計4回の通告が確認されている。長男は現在、大阪府内の施設に入所し、保護されているという。
捜査1課は、男の同居後から虐待が激化していることから、男が虐待の主導的な役割を
果たしたとみている。
URLリンク(www.sankei.co.jp)