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◆大阪の姉妹刺殺、放火の男に死刑 「冷酷で非道、反省なし」
大阪市浪速区で昨年11月、飲食店店員の姉妹を刺殺して現金を奪い
部屋に放火したとして、強盗殺人や放火などの罪に問われた無職、
山地悠紀夫被告(23)の判決で、大阪地裁は13日、求刑通り死刑を言い渡した。
並木正男裁判長は判決理由で「冷酷かつ非道な犯行で、
反省の態度もなく、刑事責任はあまりにも重い」と述べた。
裁判長は主文の言い渡しに先立ち理由を朗読した。
検察側は「史上まれにみる極めて凶悪、冷酷非道な犯行で、
極刑以外の選択肢はあり得ない」と指摘。
弁護側は、当時心神耗弱だったと主張し「命の大切さを理解させ、
一生かけて償わせるためにも無期懲役が相当」と訴えていた。
判決などによると、山地被告は昨年11月17日未明、大阪市浪速区のマンションで、
帰宅した上原明日香さん=当時(27)=を背後から襲って室内に侵入。
明日香さんと、遅れて部屋に戻ってきた妹の千妃路さん=同(19)=の
顔や胸などをナイフで刺して殺害し、現金5000円などを奪って放火した。
山地被告は平成12年7月、山口市の自宅で母親=同(50)=を
金属バットで殴って殺害。少年院送致され、15年10月に退院していた。
捜査段階で「母親を殺したときの感覚が忘れられず、人の血を見たくなった」と供述。
地裁は、責任能力があると判断した鑑定書を証拠採用した。
産経新聞 2006/12/13 11:46
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