07/11/30 01:42:58
竹中平蔵元総務相との親密さを売り物にして、
建築現場などで青年らを働かせて急成長した株式会社エム・クルー(東京都豊島区、前橋靖社長)のピンハネ問題について、
日本共産党の小池晃参院議員が27日の参院厚生労働委員会で追及しました。
小池議員は、同社が請負先の会社から一日一人当たり12,380円を受け取っていながら、
働いた労働者には7,700円しか支払われていないピンハネの実態を追及しました。
小池議員は、そのうえ同社が、
本人が同意していない「安全協力費」などの名目で500円も天引きし、
労働者の手取りは7,200円しか残らないことを明らかにして、
同社が労働者を犠牲にして暴利を得ていることを厳しく批判しました。
小池議員は、
「マージンが42%ときわめて高率。
さらに、交通費は自分持ち。ネットカフェ難民や帰る自宅のないフリーターが
同社の『宿泊施設』を利用すると1,800円引かれ、手取りは5,400円以下になる。
請負だというが実態は派遣で、建設業は禁止されているはずだ」と指摘し、
「調査すべきだ」とただしました。
舛添要一厚労相は「法違反があれば厳正な措置をとる。労働者派遣法のあり方については再検討する」と答弁しました。
エム・クルーの前橋社長は、「仕事と住まいを提供する」といって、
東京・JR上野駅前や同JR新宿駅前などでホームレスやフリーターを集めていました。
「レストボックス」という宿泊施設を社員寮として労働者を住まわせて、
そこから建設現場などで働かさせてピンハネして、大もうけをしてきました。
「ホームレスから再チャレンジ」した社長として一般紙や雑誌でもてはやされました。
同社長は、竹中平蔵元総務相と握手する写真をホームページに掲載するなどして、
竹中氏との密接ぶりを強調してきました。
ソース:しんぶん赤旗
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エム・クルー
URLリンク(www.mcrew.co.jp)