07/11/25 12:40:41
顧客から株式の大口の売買注文を受けた際、
コンピューターが状況を判断しながら証券取引所に取り次ぐ「アルゴリズム取引」と呼ばれる自動売買システムを、
野村総合研究所が国内で初めて開発した。
12月から国内証券会社向けに販売する。
アルゴリズム取引は米国の証券業界で1990年代に広まったが、日本では普及が遅れていた。
「国産システム」の登場で導入に弾みがつきそうだ。
アルゴリズム取引では、証券会社が受け取った大口の注文を自動的に小口化して取引所に発注することで
一度の大量注文による株価の大きな変動を抑えることができる。
取引のスピードを上げることができ、狙った価格帯での売買もしやすい。
人手を使った注文よりコストも低く、顧客が支払う手数料も抑えられる。
近年は、ヘッジファンドや投資信託会社など、毎日大量の注文を出す機関投資家が増え、
システムの能力で証券会社を選別する動きも出ている。
関係者によると、システムを一から作るには数十億円の費用がかかるため、
欧米製のシステムを転用したものがほとんどだった。
野村総研は、一度に売り買いできる単位など、日本の取引ルールにも対応する新システムを開発した。
リース形式で、月額使用料は最低限のシステムで300万円程度となる見込みだ。
ソース:YOMIURI ONLINE
URLリンク(www.yomiuri.co.jp)