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コンタクトレンズの検査を行う眼科診療所(コンタクト診療所)で診療報酬の不正請求が横行
している疑いがあるとして、厚生労働省は、全国の約110か所を対象に、来月初めから一斉に
指導・監査に入ることを決めた。
診療所に併設された販売店員による無資格診療や、虚偽の病名による診療報酬の水増し請求が
多いと見られ、同省は保険医療機関の指定取り消しだけでなく、刑事告発も視野に厳しく対処
する方針だ。
コンタクトレンズ販売店に併設されることが多いコンタクト診療所は、以前から、同じ患者に
何度も初診料を請求したり、必要ない検査を重ねて高い検査料を請求したりするケースが多い
ことが指摘されていた。
このため、同省は昨年4月の診療報酬改定で、コンタクトレンズの検査料の診療報酬を整理し
大幅に減額。外来患者のうちコンタクトレンズの処方が70%以上を占める医療機関は、検査料の
診療報酬を一般眼科の半分にするなどした。
しかし、制度改定後も不正請求が続発。愛知県内では、無資格者が検査し、月に数回しか
来ない医師の名前を使って処方せんを書いていた診療所があった。愛媛県の診療所では、
実際にはコンタクトを作りに来た人に虚偽の病名を付け、必要のない検査をしていた。
▽News Source YOMIURI ONLINE(2007年11月14日3時2分 読売新聞)
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▽厚生労働省
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