07/11/08 12:45:06
世界のデジタルカメラ市場でサムスンが本格的な「販売攻勢」に乗り出す。
サムスン電子は最近、サムスンテクウィンのグローバル営業・マーケティング機能を
統合し、デジタルカメラ販売合戦に備えていることが分かった。サムスンテクウィンが
開発したデジタルカメラを、サムスン電子の世界販売網を通じて売るというわけだ。
サムスンテクウィン関係者は「サムスン電子とサムスンテクウィンがそれぞれ4‐5人の
タスクフォース(特別作業班)を選抜し、サムスンのグローバルマーケティング・営業網
の細部的活用案を議論している。来年から本格的に戦略を実行し、2010年に世界1位に
なるのが目標」と話した。
サムスンは過去に、テレビ・プリンター市場で供給を拡大して市場シェアを伸ばす戦略に
成功している。そして今回、デジタルカメラ市場でも、同じ戦略で臨むというわけだ。
サムスンは今年3月にサムスンテクウィンが完工した中国・天津工場の生産分を含め、
今年1200万台のデジタルカメラを生産する計画だ。
そうなると、サムスンテクウィンの生産量は昨年基準でキャノン(2000万台)、ソニー
(1600万台)に続き、世界3位になる。コダック、オリンパス、ニコンなどの
中堅メーカーは、競争激化による業績悪化で生産増加に苦戦している。
最近のデジタルカメラ業界は、メーカーの利益が増加傾向にある。業界1位のキャノンは、
カメラ部門の営業利益が18.5%に達する。2位のソニーは自社ブランド「サイバーショット」
が堅調で、第3四半期の電子製品部門の売上高が16.9%上昇した。
デジタルカメラ市場は飽和状態との予想とは異なり、堅調に推移しているのだ。サムスンが
本格的な販売攻勢を仕掛け、世界1位を狙うのもこのためだ。
しかし、サムスンの販売攻勢がデジタルカメラにも通用するかについては、懸念の声も少なく
ない。デジタルカメラ市場はDSLR(レンズ交換型)を含む高級型と量産型に分かれているが、
サムスンの競争力は依然として量産型にとどまっているからだ。このため、販売攻勢が
「中身のない商売」に終わる可能性もある。
実際のところ、市場も判断を留保している。一時、期待感から7万ウォン(約8839円)台で
推移していたサムスンテクウィンの株価は、最近5万ウォン(約6308円)台に落ち込んで
いる。技術なき「販売攻勢」の副作用を投資家が懸念しているためだ。これに対し、
サムスンテクウィン関係者も「収益率の向上が課題」と話す。
デジタルカメラ業界の関係者は「サムスン電子の営業網は強みだが、実際に顧客を取り込む
には、サムスンの光学技術の裏付けが必要だ。特許件数で世界3位のキャノンの技術に2‐3年
で追いつくことができるのかがカギ」と話した。
ソースは
URLリンク(www.chosunonline.com)
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世界のデジタルカメラ市場規模
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サムスンテクウィンの販売実績目標
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