07/11/08 10:59:01
県内10カ所の市町村立病院の06年度赤字が、前年度に比べ21億8000万円も
増え、37億8300万円に上ったことが、県市町村課のまとめで分かった。一方で、
市町村などからの繰入金も35億8200万円に上る。医師不足や診療報酬の
マイナス改定により、経営の悪化に歯止めがかからないと同時に、市町村財政の
大きな負担になっている現状が浮き彫りになっている。
県市町村課が、各市町村の公営企業の06年度決算を公表した。地方公営企業法の
適用を受ける▽上水道▽病院▽工業用水▽交通▽ガス▽駐車場の6事業26企業の
純損益は、合計で31億8500万円の赤字。このうち、病院(10病院)だけで
37億8300万円の赤字を計上。交通(1億5800万円)、ガス
(3億1000万円)の2事業も赤字決算だった。
病院の内訳では、松江市立病院が、新築による減価償却費が大幅に増えたことや、
旧病院の取り壊し費用を損失に計上したことから、23億2124万円(対前年度比
261%)の赤字を計上。05年度に黒字だった大田市立病院、邑智病院も、
医師不足により入院、外来患者が減って収益が悪化し、06年度は赤字に転落。
10病院すべてが赤字となり、うち7病院で収益が悪化した。
病院事業への繰入金は、対前年度で8300万円増え、35億8200万円と
なった。10億円以上を繰り出した松江市を始め、各病院とも1億?4億円に上る。
財源は各市町村や一部事務組合、広域連合の一般会計がほとんどで、市町村の
財源を圧迫している。県市町村課は「市町村の財政は極めて厳しく、これ以上の
繰入れを期待するのは困難な状況。経営基盤の強化、安定化を目指す必要がある」
としている。
後略。各々の市町村立病院の決算が書かれています。
ソースは
URLリンク(mainichi.jp)
依頼を受けてたてました。