07/11/05 15:58:24
1年半前からレッスンを受けていた記者、通っていた教室は閉鎖され、計73万円のローン
の半分と、テレビ電話機器が残った。泣き寝入りしないために受講生は今、何をすれば
いいのだろう。
■連絡取れず
NOVA破綻(はたん)のニュースを聞いた10月26日、通っていた江坂校(大阪府吹田市)
に問い合わせようと電話をかけたが、つながらなかった。テレビ電話レッスン「お茶の間
留学」の予約画面にも接続してみたが、会社更生法の適用申請した経緯を説明する画面が
映し出されるだけだった。
2日後の28日、江坂校からはがきが届いた。「10月31日をもって営業を終了することと
なりました。他のスクールでご継続ください」。消印は会社更生法申請前日の25日。
末文はこう締めくくられていた。「引き続きNOVAをご愛顧くださいますようお願い申し
上げます」。
■巧みな勧誘
入会したのは昨年6月。海外取材でも困らないようにと思い、江坂校で説明を受けたのが
きっかけだった。「忙しい仕事なら、教室に通うだけでなく、『お茶の間留学』が有効。
いつでも好きなときにレッスンを受けられる」と、テレビ電話機器の購入を強く勧め
られた。「機械が苦手だから」と断ったが、「ケーブルを差し込むだけ」と説得され購入
を決めた。
しかし、実際には、機器の接続も複雑で業者を呼んだほど。さらに「すぐに上達して
必要になるから」と、教科書は3種類買うように指示された。いざ始めてみると、教室も
『留学』もレッスンの予約はなかなか取れなかった。
■受講料ローンは?
かかった費用は、受講料やテキスト、テレビ電話機器などをあわせて約60万円。高額だった
ため、NOVAグループの信販会社とクレジット契約を結び、月1万3500円、ボーナス月
3万円増の分割払いにした。支払期間は3年。手数料を加えた総支払額は73万円に上る。
すでに支払った授業料は、返済の優先順位からみても戻ってくる見込みは低いという。で
は、まだ32万円残っているローンの返済はどうなるのだろう。
クレジット契約を結んだNOVAグループの信販会社「パシフィックリース」に電話すると、
「NOVAの再開まで引き落としを停止しています」という音声メッセージが流れるのみ
だった。
■放置してはいけない
受講生が30万人に上ることから、経済産業省は各信販会社にローン引き落としを停止する
よう通達を出している。しかし、「引き落としが停止しているからといって、放置しては
いけない」と警告するのは、消費者問題に詳しい大阪弁護士会の木村達也弁護士。「受講料
支払いの債務がなくなったわけではない。今後、NOVAの受け皿会社が見つかり、教室が
再開すれば、自動的にローンの引き落としが再開する可能性がある」と話す。
木村弁護士は「新会社や信販会社に解約の意思をはっきり伝えれば、ローンを支払い続ける
必要はない。連絡がつかなければ内容証明郵便を送る手もある。NOVAが従来のサービスを
提供できなくなった以上、信販会社にも連帯責任がある。解約すれば、残りの支払いを
する必要はない」と述べる。
ところどころ省略しました。ソース全文は
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