【農業】農家を切り捨てる?農協の「大罪」:1年で1割下がったコメ暴落!…全農の方針大転換 [07/10/25]at BIZPLUS
【農業】農家を切り捨てる?農協の「大罪」:1年で1割下がったコメ暴落!…全農の方針大転換 [07/10/25] - 暇つぶし2ch1:明鏡止水φ ★
07/10/27 23:46:30
 下落を続けるコメ相場は、今年に入り一気に1割以上も値を下げた。現在のコメ相場に農家は
悲鳴を上げている。だが、暴落の引き金をひいたのは、農協だったことから事情は複雑だ。
コメ暴落の背後に見え隠れする関係筋の思惑を探った。

 今年9月末、コメ農家にかつてない衝撃が走った。米穀データバンクの調べによれば、
ブランド米の代表的銘柄ともいえる新潟県産コシヒカリの一等米が60kgで1万5000円(外税・玄米)を
割り込んだのだ。

 昨年の自由米市場における新潟県産コシヒカリの価格は約1万7000円。わずか一年で2000円も
下落した計算になる。「こんな値段では大赤字でコメなんか作っていられない。死ねと言われている
ようなもんだ」とコメ農家は下げ止まる気配のない相場に悲鳴を上げる。

 新潟県産コシヒカリの暴落は、富山、福島、長野など近県のコシヒカリに飛び火している。
茨城県や栃木県などのいわゆる「関東コシヒカリ」も前年の1万4000円前後から約1500円も下落した。
すさまじいコメ暴落のドミノ倒しだ。

 コメ相場下落の構造的原因は、需給関係の悪化である。コメの作付け過剰により、今年も
全生産量の約3%、23万トンが余剰となる見込みだ。

 ただし、コメ余りは今年が初めてのことではないし、もっと余剰が多かった年でも、これほどの
相場下落はなかった。国産米は実質800%近い関税に守られており、国際市況にも直接の影響は
受けない。

 では、なぜコメは突然暴落したのか。

■手のひらを返した全農の方針大転換

 2007年7月31日、全国農業協同組合連合会(全農)は、各県本部の米穀部長を東京の全農本部に
招集し、新米の集荷・販売方針の説明会を開催した。

 ここで打ち出された方針は、コメ農家を震撼させた。全農は新米の集荷における支払い方式を
全国一律で「内金+追加払い」と決定し、各都道府県の主力銘柄の60kg当たりの内金を7000円と決定
したのである(以下、価格はすべて60kg当たり)。

 新潟県産コシヒカリを例にとれば、昨年まで全農は集荷時に約1万3000円を農家に前払いし、
販売価格から約3000円の運送・販売手数料と、前払い分を差し引いた金額を追加払いしていた。
販売価格が1万7000円なら、追加払い額は1000円となる。

>>2-3に続く


▽News Source DIAMOND online 2007年10月25日 週刊ダイヤモンド編集部
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