07/10/27 21:01:19
中国国家統計局が26日公表した各種経済統計の詳報によると、
今年9月の食肉・同製品価格は前年同月比で43・0%上昇と依然高い水準にあるほか、
1~9月の不動産開発投資は前年同期比30・3%増加と
1~8月の同29・0%から加速したことが分かった。
中国政府は、景気過熱の防止を当面の最大課題としているが、
一連の抑制策にもかかわらず、効果は上がっていない。
五輪を控えた開発ブームに沸く北京では9月の新築住宅価格は15・3%も値上がりし、
全国平均の10・0%を大きく上回った。
9月の消費者物価指数(CPI)は6・2%の上昇となり、8月の6・5%から若干減速した。
しかし、食品価格は16・9%の値上がりと、「高止まりの状態」(国際金融筋)だ。
政府の今年のCPI上昇率目標「3%以内」の達成はほぼ不可能で、
年間では4%強(昨年は1・5%)に達するとみられる。
投資の活況について大和総研の斎藤尚登主任研究員は
(1)農業、インフラ・エネルギー、省エネ投資の奨励
(2)地域間格差是正を目指す東北、中部、西部の振興策実施-など政府の方針を指摘し、
「抑制策を講じても固定資産投資は大きくは減速しない」と予想した。
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