07/10/18 23:31:56
リーグ優勝を果たし、18日からクライマックスシリーズ第2ステージに臨むプロ野球・巨人の
ホームグラウンド、東京ドームが正念場を迎えている。2007年7月中間決算で、本業の柱である
温泉施設｢ラクーア｣と球場の｢東京ドーム｣が不振に陥り、営業利益が従来予想を下回ってしまった
のだ。同社は、来春オープン予定の新施設に浮上のきっかけをつかみたい考えだ。
東京ドームの7月中間決算(連結)は、不採算のゴルフ・スキー場から撤退したため、売上高が
前年同期比8.7％減の448億円。本業のもうけである営業利益は同9.7％増の69億800万円と増益
ながら、従来予想(同16％増の73億円)を下回ってしまった。
不振の原因はいくつかあるが、温泉施設の｢ラクーア｣と遊園地施設の｢東京ドームシティ
アトラクション｣の利用者が長梅雨の影響などで伸び悩んだことがひとつ。
球場の｢東京ドーム｣も、昨年開催されたWBC(ワールド・ベースボール・クラシック)予選と
いった特別イベントがなくなったほか、球場内の看板などの広告収入が減ったことも響いた。
こうした本業での不振は、プロ野球にたとえるなら、攻撃の要であるクリーンアップが
打撃不振に陥ったようなものだけに深刻だ。
ある証券アナリストは｢温泉施設の不振は、今年6月に東京・渋谷で起きた温泉施設爆発事故の
影響を受けた面もある。だが、オープンから4年がたって目新しさが失われたことも一因になって
いるだろう。東京ドームシティアトラクションも同じ。球場は巨人の人気低迷に尽きる｣と
指摘する。
巨人は5年ぶりのリーグ優勝こそ果たしたが、その人気の凋落ぶりは深刻さを増している。
ビデオリサーチ社が調べた巨人戦の月平均世帯視聴率(関東地区)を見ても4、5月は10％台を
維持していたが、6月以降は大台を割り、8月は優勝戦線の主役というのに8.1％まで落ち込んだ。
｢視聴率が命のテレビ局は地上波をあきらめ、視聴者が限定される衛星放送での中継に切り替えた。
その結果、ますます視聴率が下がるという悪循環に陥った。テレビでの露出度が減れば、球場内の
看板広告などの効果も薄れてしまう。これでは広告収入が上向くはずがない｣(先の証券アナリスト)
球場については3年前に日本ハムが札幌ドームに移り、フランチャイズ球団が1つなくなったことも
痛い。
>>2に続く
▽News Source ZAKZAK 2007年10月18日
URLﾘﾝｸ(www.zakzak.co.jp)
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ドーム球場や遊園地施設などの不振で正念場を迎えている東京ドーム
▽東京ドーム 株価 [適時開示速報]
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URLﾘﾝｸ(company.nikkei.co.jp)
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