【園芸】アフリカからバラの花の輸入が激増…日本市場をターゲットに [07/10/13]at BIZPLUS
【園芸】アフリカからバラの花の輸入が激増…日本市場をターゲットに [07/10/13] - 暇つぶし2ch1:きのこ記者φ ★
07/10/13 20:39:03
東アフリカのケニアやエチオピアなどから関西空港経由で輸入されるバラが激増している。

06年はケニアだけで267トン、817万本で、5年間で300倍以上に増えた。
2年前から優れた貨物中継施設を稼働させたアラブ首長国連邦・ドバイを経由する
ルートを使い、鮮度を保ったまま輸送できるようになったためだ。
日本人にはなじみが薄いが、東アフリカは世界有数の花の生産地。
現地でも日本市場への期待が高まっている。
(中略)

財務省の貿易統計と農林水産省の植物検疫統計によると、
06年にケニアから輸入されたバラは359トン、1137万本で、全体の1割程度。
国別で韓国、インドに次ぐ。4分の3が関空経由で、近畿圏の輸入に占めるシェアは4割を超す。

関空からの輸入は04年まで数トン程度だったが、05年に44トン、152万本にはね上がった。

ケニアの首都ナイロビから関空へは、ドバイのエミレーツ航空を乗り継げば
最短約18時間で着く。かつて主流だったオランダ経由より十数時間早い。

今のところ、ドバイ直行便があるのは日本では関空と中部空港だけ。
ドバイ当局が05年以降、世界最大規模の花専用の低温物流施設を整備したことも加わり、
輸入が一挙に増えた。
花は通常、空輸中にどうしても温度が上がってしまうが、ドバイで積み替えていったん冷やせば、
産地から日本や欧州に直送するより、かえって品質を守れるという。

ケニアのバラ生産は80年代以降、オランダ人の指導で盛んになった。
生産地は赤道直下の標高1千メートル以上の高地。日照時間が長く、朝晩の気温差が大きい点が
バラに最適で、四季の変化が少なく、日本産のバラ生産が落ち込む夏も出荷が可能なのが強みだ。
インドや韓国産と比べ、花が大きめで見栄えが良い品種が多く、
日本ではスーパーなど量販店が販売する花束用として特に歓迎されているという。

切り花輸入商社クリエイト(大阪府吹田市)の茅野博之専務は
「外国産ではオランダ本国に次ぐ高品質の割に安く、値頃感がある」と評価する。

ケニアの隣国エチオピアからも06年から輸入が始まった。
今年は8月までに86トンが入り、06年の31トンを超えた。ほぼすべて関空経由だ。
同国の生産者はケニアのコスト上昇を嫌って移った欧州資本が中心で、気象条件も似ている。
同国側も日本国内の見本市に出展したり、輸入業者を生産地見学に招いたり、とPRを強化している。
タンザニアからも数トンが入る。

バラ生産に詳しい岐阜大学の福井博一教授(園芸学)はこの夏、ケニアとドバイを視察した。
ケニア全体の生産面積は3千ヘクタールに達しており、日本の約6倍。
生産者からは「将来は大市場の中国に進出したい。日本で評価を得ればステータスになる」との
ねらいを聞かされたという。
福井教授は「ケニアやドバイは世界戦略の一つとして日本市場を位置付けている。
エチオピアなどほかのアフリカ諸国も含め、ドバイ経由の輸入はさらに増える」と見ている。

ソース
URLリンク(www.asahi.com)


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