07/10/04 21:45:37
トヨタ自動車は4日、「レクサス」ブランドの高級スポーツカー「IS F」を
12月25日に発売すると発表した。
新開発の5リッターV型8気筒エンジンと、ATとMTの機能を備える8速トランスミッションを搭載した。
3段階に変化するエンジン音にもこだわり、「車本来の魅力である運転する楽しさを追求した」
(豊田章男副社長)という。価格は766万円で国内で月販40台を目指す。
エンジンは吸気系のシステムを改良し、6リッター車並みの加速性能と4リッター車並みの
燃費を実現した。新開発のトランスミッションは「レクサスLS460」に搭載されている8速ATを改良し、
マニュアルモードに切り替えてスポーツ走行ができるようにした。パドルシフトも搭載した。
トヨタのホームサーキット「富士スピードウェイ」のイニシャルからとられたブランド名「F」は
「レクサスの楽しさ」を表し、走行性能の高いモデルとして他車種でも展開していく方向だとしている。
あわせて、先週末に富士スピードウェイで開催されたF1日本グランプリの運営に問題があった点に関し、
豊田副社長は「30年ぶりということもあり、努力したが皆さんに迷惑をかける結果となり申し訳ない。
来年まで課題をひとつずつ洗いながらがんばってやっていくのでご理解いただきたい」と謝罪した。
記者会見での一問一答は以下の通り。
―レクサス国内導入から3年目になるが、ISFへの期待は
豊田副社長 「今までは商品ラインアップを固め、日本のお客様に挨拶する期間で、非常に成功したと思う。
これからはレクサスのコンセプトである『完全の追求』を求める段階だ。ISFはわれわれが追求する車の第1弾。
車に非常に思い入れの持った開発者が担当したこともあり、『料理人の味』がこの車から出てくることを期待したい」
―日産自動車もスポーツカー「GTR」を11月に出し、価格帯も近いが
豊田副社長 「トヨタはスポーツカーのイメージがいい会社。70年の歴史でヨタハチ(トヨタスポーツ800)から始まり、
トヨタ1600GT、カローラレビン、トヨタ2000GTなど普通の車をベースに、味付けをしてスポーツ走行も楽しめる車を
出してきた、かつての蓄積がある」
「各社が同時期にそういう車を出してきたことは、日本の車好きの方にとっては幅広い選択肢ができるということであり、
車好きな層を増やすということではいいこと。
形がファンシーなのがスポーツカーだと取られがちだが、味付け次第でスポーツカーだと感じていただける」
―海外展開は
豊田副社長 「台数をとやかくいう車ではなく、(当面の)目標台数は掲げていない。
来年にはグローバルで7000台くらいの販売を計画している」
―新型車攻勢をかけているなかで9月の販売が前年割れだったが
一丸陽一郎専務 「わかっていたことだが稼働日2日減というのが厳しいハードルだった。
1日当たりでは前年をかなり上回り、受注面でも順調に伸びている。10月は胸を張って応えられる数字を出せると思う」
ソース
URLリンク(car.nikkei.co.jp)
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