07/10/01 12:12:05
愛知県特産の地鶏の「名古屋コーチン」と表示され、販売されている生肉や加工品の約2割に
コーチン以外の鶏肉が含まれている可能性があることが1日、独立行政法人「農業・食品産業
技術総合研究機構」の市場調査で分かった。
機構の畜産草地研究所(茨城県つくば市)が、「純系名古屋コーチン」のシールが張られたり、
原材料に「名古屋コーチン」とだけ表示された生肉や加工品90点を、少量の肉片で判別できる
簡易DNA検査法で分析。約2割の19点に名古屋コーチン以外の鶏肉が含まれていたという。
適正な品質表示を定めた日本農林規格(JAS)法に違反する可能性もあるという。
同研究所の高橋秀彰主任研究員は「問題は深刻。今後、流通のどの段階で偽物が混じるのか
調査したい」としている。
加工業者や小売業者などによる名古屋コーチン普及協会(名古屋市)は品種の保持のため「純系
名古屋コーチン」を商標登録している。
愛知県食育推進課は「事実とすれば、遺憾。詳しく情報収集し、確認されれば、指導を含め対応を
検討したい」としている。
名古屋コーチンは明治初期に名古屋の地鶏と中国産のニワトリを交配させてつくったとされる。
代表的な地鶏の1つで、歯応えの良さなどで人気がある。
ソース
nikkansports.com URLリンク(www.nikkansports.com)