07/09/27 19:27:21
東証1部上場の(株)みらい建設グループ、みらい建設工業(株)、
みらいジオテック(株)、テクノマリックス(株)の4社は、9月27日に東京地裁へ
民事再生法の適用を申請した。
申請代理人は加々美博久弁護士ほか7名、監督委員は須藤英章弁護士。
(株)みらい建設グループは、1947年(昭和22年)3月に(株)伊東組の商号で設立。
49年6月に商号を日東建設(株)に変更、建築、土木工事を手がける中堅ゼネコンとして、
95年2月に東証2部に上場、また翌96年9月には東証1部に指定替えとなった。
97年10月には会社更生法の適用を申請した大都工業(株)の再建支援を発表、
99年10月に同社を吸収合併し、商号を日東大都工業(株)に変更、建築・海洋・
陸上土木工事を行う総合ゼネコンとして、不動産売買・仲介や土木建築用資材の
製造販売業も併営し、2002年3月期には年売上高約562億3600万円をあげていた。
2002年3月には三井不動産建設(株)(現:みらい建設工業(株))の全株式を
取得し子会社化、土木事業を同社に、建築事業を新会社日東みらい建設(株)に
分割して、当社は2002年4月に現商号に変更、グループ企業の持ち株会社として
スタートし、2003年3月期には連結ベースで年売上高約1136億1000万円をあげていた。
しかし、事業の中心となるみらい建設工業(株)において、近年、官公庁工事受注の
減少や羽田空港拡張工事の進捗遅れの影響、また受注単価の下落に伴う収益の悪化を
余儀なくされるなど厳しい運営を強いられていた。こうした中、2007年3月期の
連結決算にて、みらい建設工業(株)の繰延税金資産の取崩しに伴う減損損失計上に
より、約69億円の大幅最終赤字を計上。資本の大幅な減少によりシンジケートローンの
財務制限条項に抵触、3月頃からスポンサーによる増資交渉を進めてきた。しかし
増資交渉が難航、9月末に迎えるシンジケートローンの借り換えの目途が立たない
ことから、今回の措置となった。
なお、今年に入って上場企業の倒産は(株)マキ製作所(静岡、9月、民事再生法)に
次いで4社目となる。
負債はみらい建設工業(株)の約400億円を含めて4社合計で約600億円。
少々省略しました。ソース・全文は
URLリンク(www.tdb.co.jp)
関連ニュースは
マキ製作所、民事再生法の適用申請
URLリンク(www.nikkei.co.jp)
農作物選別機メーカーでジャスダック上場のマキ製作所は27日午前、静岡地方裁判所
浜松支部に民事再生法の適用を申請し、同日付で保全命令を受けた。負債総額は123億円。
(ソースでも、この2行のみのニュースです)
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