07/09/20 11:02:52
佐賀市中心街の今夏の人通りが過去最低を更新し、ピーク時の5分の1にまで落ち込んだことが、
佐賀商工会議所と佐賀商高調査部の通行量調査で分かった。「ゆめタウン佐賀」など郊外への
大型店進出が響き、中心街の衰退に歯止めが掛からない状況が浮き彫りになった。
調査は例年、中元商戦でにぎわう7月下旬の最終週の木曜日から日曜日までの4日間、12カ所
実施している。今年は佐賀総体の開催時期と重なる特殊事情があったため、1週間早めて同19日
から22日まで行った。
調査結果では、4日間の累計が7万659人。前年比83・0%で1万4469人減った。記録が残る
1980年以降、過去最多だった85年が34万9807人でピーク時の22・3%。2000年以降は
「右肩下がり」を記録している。
調査地点別で前年を上回ったのは、佐賀中央郵便局北(7・4%増)、ジックスセンタービル(旧朝日
生命ビル)北(5・3%増)、アリオカスポーツ前3カ所にとどまった。最も通行量が多いのは佐賀玉屋前だが、
前年比30・1%減の1万1892人だった。
同会議所は06年12月に同市兵庫町に開業したゆめタウン佐賀や、競合する大型店の増床などで、
郊外の吸引力がさらに強まったと分析。調査直後にエスプラッツ1階にスーパーなどがオープンしにぎわったが、
「一時的なもの」と冷静に受け止めている。
調査を分析した経営支援課の林口善徳課長は「ウオークラリーなど斬新なイベントや、近年増加している
マンション住民に足を向けてもらう取り組みが必要」と話している。
ソース:URLリンク(www.saga-s.co.jp)