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通信事業大手のソフトバンクテレコム(旧日本テレコム、東京都港区)と、同社と契約した
販売会社が発売したプリペイド(前払い)式の国際電話カードで、正規の通話時間より短い時間で
使用不能となるトラブルが続発していたことが分かった。不具合は04年4月~今年7月に販売された
約157万枚で生じ、短縮時間は1枚につき最大54秒との指摘もある。テレコム社はシステム障害が
原因としているが、自社販売分を除くカードについては、不具合の事実も公表していなかった。
トラブルが判明したのは、テレコム社が販売した約49万枚と、同社と契約を交わした販売会社
26社が発行、販売した約108万枚。カードはコンビニエンスストアなどの店頭で1000~5000円で販売。
テレコム社によると、正規の時間より1枚あたり約6秒間短縮され、通話が途切れていた。だが、
販売会社側によると、54秒も早く通話が切れたケースもあったという。テレコム社の調査では、
不具合は電話回線を制御するコンピューターのプログラムミスが原因で、同社は7月下旬までに
システムを修復したが、利用者の損失は1枚につき少なくとも約3~4円に上るという。
内部調査を踏まえ、テレコム社は自社で販売した「Love2 Home Card」などについて、7月24日に
ホームページ上で不具合を告知。使用済みの対象カードを保存している客に限り、300円分の
カードを配布している。
しかし、販売会社が売ったカードについては、トラブルが発生した事実を公表していなかった。
「システムの不備はこちらの問題だが、トラブルを告知する責任は販売各社側にある」(同社の
広報担当)としている。
一方、テレコム社への不信を強める販売会社もある。京都市の「ベルジャパン」の場合、今年6月
までに販売した約42万枚のうち、少なくとも約21万枚でトラブルが確認されたという。同社の
担当者は「販売会社ではトラブルの確認にも限界があり、ソフトバンクテレコムが責任を持って
全容を発表し、お客の損害の回復に努めるべきだ」という。
▽News Source asahi.com 2007年09月20日06時19分
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通話時間が短いトラブルが見つかった、ベルジャパンが販売していたプリペイド式の国際電話カード
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