07/09/17 23:45:51
山梨県内の私有林(保安林などを除く)約3万6900haのうち、43・5%に当たる約1万6000haで
間伐など森林整備が不十分のため荒廃していることが、16日までの県の調査で分かった。
私有林の荒廃状況調査は初めて。価格の安い外国産木材の輸入拡大で林業経営が厳しくなって
いることに加え、林業従事者の高齢化が背景にあるとみられる。
県森林整備課によると、荒廃林調査は県有林や国有林に比べ、整備が行き届いていないと
みられる私有林を対象に実施。県内の私有林約13万3000haのうち、水源かん養や防災を目的に
国や県が指定する保安林などを除いた約3万6900haを調べた。
調査は昨年5-8月に実施し、詳細を分析。樹木が密集し、このままでは十分に日が当たらず、
自然に枯れてしまう樹木の材積量(樹木の高さ、幹の太さから算出)に対し、現状でどの程度、
樹木が植生しているかを調べた。材積量に対する割合が85%以上の森林は自然枯死する可能性が
高いとし、「荒廃林」とした。
調査結果によると、荒廃林の面積が最も大きいのは都留市の約1490ha。次いで南部町約1440ha、
富士河口湖町約1430ha、山梨市約1330ha、大月市約1120haなど。
▽News Source 山梨日日新聞 2007年09月17日(月)
URLリンク(www.sannichi.co.jp)
▽山梨県
URLリンク(www.pref.yamanashi.jp)