07/08/21 17:10:47
中国・欧州メーカーに「大型」
松下電器産業は２０日、自社で生産したプラズマディスプレーパネル（ＰＤＰ）の他の
プラズマテレビメーカー向け販売を強化する方針を明らかにした。
２００６年度に１０％だった外販比率を、０９年度には３倍の３０％に引き上げる。
大型のプラズマパネルを他のプラズマテレビメーカーに供給し、プラズマ業界全体の
出荷台数を増やすことで、大画面化を進める液晶テレビ陣営に対抗する体制を整える。
松下は０７年度中に、中国の大手テレビメーカー、四川長虹電器に、５０型と６５型の
ＰＤＰを３万枚供給する。四川長虹には０６年度に４２型を２万枚供給したが、
枚数を増やすとともに大型化を図る。
また、他の中国メーカーや欧州メーカーにも供給を開始したほか、国内では０７年度
以降、日立製作所に１０３型のＰＤＰを供給する契約を結んだ。
松下のプラズマテレビのシェア（市場占有率）は国内で７割、世界で３割強で、６月に
大型のＰＤＰを効率よく生産できる「尼崎第２工場」（兵庫県尼崎市）を本格稼働させ、
０９年５月にはさらに生産性の高い「尼崎第３工場」も稼働させる計画だ。松下は他の
プラズマテレビメーカーに比べてＰＤＰ生産への投資で先行しており、供給を受ける
他社から見れば、自社で大型ＰＤＰの生産体制を整えるよりも、競争力のあるＰＤＰが
低コストで調達できるメリットがある。
米ディスプレイサーチの調べによると、４～６月の松下のＰＤＰ出荷枚数は前年同期比
１４％増だったが、プラズマ陣営の他社は日立製作所は２２％減、パイオニアは３０％減
などと大幅に落ち込んだ。全世界ではＰＤＰ出荷枚数は４％減で、液晶テレビ用パネルが
６５％増だったのとは対照的だ。
プラズマ陣営のシェア低下に対する松下の危機感は強く、西口史郎・パナソニック
マーケティング本部長は「外販など協業の道を探り、プラズマ陣営としての存在感を
高めたい」としている。
ソースは
URLﾘﾝｸ(osaka.yomiuri.co.jp)
松下電器産業株式会社
URLﾘﾝｸ(panasonic.co.jp)
会社情報・株価
URLﾘﾝｸ(company.nikkei.co.jp)
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