07/08/14 21:54:19
フィンランドにある世界最大の携帯電話メーカーのノキアは14日、
松下電池工業(本社・大阪府守口市)が製造したノキアブランドの携帯電話用リチウムイオン電池パックが
異常発熱する恐れがあるとして、約4600万個を対象に無料交換すると発表した。
リチウムイオン電池の不具合をめぐっては、ソニーが06年、ノートパソコン用電池960万個を回収した例がある。
今回は、リチウムイオン電池の交換では過去最大規模で、
費用は最大数百億円規模になる見通しだ。
松下電池工業は松下電器産業の全額出資子会社。
対象になるのは、松下電池が05年12月~06年11月の間に製造した「BL-5C」電池パック。
ノキアによると、充電中にまれにショートし、発熱する恐れがある。
これまで全世界で約100件が確認されているが、重大な被害は出ていないとしている。
ノキアは複数の電池メーカーから、計3億個以上の「BL-5C」電池パックを購入しているが、
事故が発生したのは松下電池製だけという。
国内では、交換対象の電池を使ったノキア製の携帯電話は、
ノキアジャパンやボーダフォン(現ソフトバンク)、NTTドコモから約16万台販売されている。
ノキアは、所有の電池が交換対象かどうかは、
電池に印字された26文字のID番号をノキアのサイト(www.nokia.com/batteryreplacement/)に入力して確認してほしいと呼びかけている。
ソニーは960万個のノートパソコン向け電池の回収で、約510億円の費用を計上した。
今回の交換で、松下が負担する費用は現時点では未定だが、
携帯向け電池の価格がノートPC向けより安いこともあり、
同社関係者は「200億~300億円規模で収まる可能性が高い」と話している。
しかし松下は、10人の死傷者を出した05年の石油温風機による一酸化炭素中毒事故で、
ブランドが大きく傷つき、対策のために250億円以上の支出を余儀なくされた。
今回の事態で、多額の費用が必要なうえ、ブランドの信頼性も揺らぎかねない。
ソース:msn毎日
URLリンク(www.mainichi-msn.co.jp)
ソースのソース:Nokia
Product Advisory: Nokia BL-5C battery
URLリンク(www.nokia.com)