07/08/10 14:38:22
パチンコ機製造の平和(東京都台東区、石橋保彦社長)は九日、元本社の桐生事業所(広沢町)を
年内をめどに閉鎖するとともに、子会社三社を解散、グループで合わせて四百十人に上る
大規模な人員削減を行うと発表した。
今後は本社と伊勢崎工場(香林町)に経営資源を集中、ホール数の減少や
遊技人口の伸び悩みなど業界をめぐる厳しい経営環境に対応したいとしている。
閉鎖される桐生事業所は従業員百九十二人(パートアルバイト十人含む)。
本社への配置転換を進める方針だが「実際は困難な状況」(堀江一義専務)だ。
平和の正社員は七百八十八人で、今回募集される希望退職者二百二十人の大部分が
同事業所から出る見通し。このほか伊勢崎工場のパートアルバイトも契約期間満了で退職となる。
解散する子会社は平和サービス(伊勢崎市香林町)、平和サテライト(高崎市問屋町)、
平和プラス(東京都台東区)の三社。存続するアムテックス(伊勢崎市香林町)を合わせた
四社の全従業員百五十三人(パートアルバイト十八人含む)が十月末までに解雇される。
ともに通常の退職金に加え、勤続年数に応じた特別退職金を上乗せする方針。
再就職についても支援したいとしている。
創業の地、桐生を離れることについて、同日県庁で会見した堀江専務は
「社内でも議論があったが、生き残りに向けた経営判断」とした。
約一万五千平方メートルの桐生事業所跡地については売却の方向で検討している。
平和は、中島健吉氏が一九四九年に創業した「平和商会」が前身。
パチンコ業界八位で、〇七年三月期連結売上高は七百六十六億円。
一日付でパチスロメーカーのオリンピア(東京都台東区、兼次民喜社長)を完全子会社化、
統合効果で経営の効率化を模索している。
上毛新聞ニュース
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