【労働環境】SEの責任は何か?:社保庁の理不尽な要求に毅然と「No!」を言ったのか?…NTTデータのSE魂 [07/08/02]at BIZPLUS
【労働環境】SEの責任は何か?:社保庁の理不尽な要求に毅然と「No!」を言ったのか?…NTTデータのSE魂 [07/08/02] - 暇つぶし2ch1:明鏡止水φ ★
07/08/03 23:50:31
 紙台帳への記載,役場と企業とのやりとり,命令系統の三層構造,コンピュータ入力…。
「年金記録問題検証委員会(年金検証委)」の中間報告では,様々な問題が様々な段階で積み重なり,
今日に至ったとしています。

 そんな状況で,社会保険庁のプライムコントラクタであるNTTデータのSE魂はどうだったのか?
それとも,魂なんて元々なかったのか? 社保庁の理不尽な要求に毅然として「No!」を言ったのか?
コンテンツはコンテクスト(文脈)の中で意味を持ちます。コンテクストが全く違えば,同じ
コンテンツでも全く違う意味になります。

 複数の年金手帳,オンライン前の処理の杜撰(ずさん)さ,アルバイト入力…。基礎年金番号を
統合することで表面化した凄まじい件数の宙に浮いたデータを目の当たりにして,社保庁の
SEたちはどのように感じたでしょう? 少なくとも,バラバラの台帳では出現しなかった
潜在的問題が露呈したのは,コンピュータ統合した効果です。

 複数回にわたる名寄せ統合で,日本の総人口よりも多かった3億件の被保険者番号は絞り込まれ,
宙に浮いた年金番号は5000万件にまで絞り込まれました。今後どのように問題を解決していくのか?
そのプロセスに関しては相当の議論が重ねられたと思います。

 過去からの様々な杜撰(ずさん)な措置が積み重なった結果が,5000万件の宙に浮いた年金番号
です。一挙に解決するのは不可能です。おそらく,社保庁の決断は「年金の裁定申請時に決着
させる」だったでしょう。

 少なくとも,オンライン化で社保庁の業務運用の品質レベルが下がったわけではありません。
今までの杜撰さの本質的(?)解決は,裁定時決着しかない。私が社保庁の担当者であっても,
そう考えてあきらめただろうと思います。

 これも当時の文脈(コンテクスト)背景での判断です。宙に浮いた5000万件の半分以上が,
裁定申請時を過ぎた60才以上の年金番号だと分かっても,方針の変更はありませんでした。
政治的な“決着”だったからです。

 昨年,民主党の長妻議員から年金問題を追及された安倍さんの最初の答弁は,「不用意に
国民を混乱させるな!」というものでした。メディアが年金問題を叩き始めた今年に入っても,
最初は同じ反応でした。

 システムとは異なる要素が有機的複雑に組み合わされた,部分に分解できない全体系です。
それをエンジニアリングするのがSE(システムエンジニア)です。ITのターゲットドメンは
人間系システムですから,そのエンジニアリングはさらに難解です。

>>2に続く


▽News Source ITpro Watcher 2007年08月02日
URLリンク(itpro.nikkeibp.co.jp)
▽参考
「社保庁次期システム構想」:社会保険業務の業務・システム最適化計画について
URLリンク(www.sia.go.jp)



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