【コラム】関西空港 「眠らない国際空港」への期待と懸念【日経社説】[07/08/03]at BIZPLUS
【コラム】関西空港 「眠らない国際空港」への期待と懸念【日経社説】[07/08/03] - 暇つぶし2ch1:やるっきゃ騎士φ ★
07/08/03 14:57:20
関西国際空港の第2滑走路が2日運用を始めた。うたい文句は「眠らない空港」だ。
2本の滑走路の併用で、24時間いつでも離着陸できる体制が整った。だが、関空の
抱える過剰債務や高い着陸料といった課題が解決したわけではない。第2滑走路は
根強い不要論を押し切って着工した経緯もあり、関空会社や国、関係する自治体は
利用促進に全力をあげる責務がある。

第2滑走路の開設で、関空の使い勝手は一定程度向上する。1つは利用の集中する
午前中のピーク時の発着枠が広がり、新たな便を吸収する余裕が生まれることだ。

加えて、保守作業のため週3回運用を停止していた深夜の時間帯も、いずれか一方の
滑走路の運用が可能になる。騒音問題に配慮し、夜間の運用を止める成田などの
内陸空港にはマネのできない特長である。

ただ、こうした利点を実際に生かせるかどうかは、まだ分からない。関空の歴史は
「需要は下ぶれ、コストは上ぶれ」の繰り返しだ。一期工事のコストは大幅に膨れ
あがり、それが着陸料を押し上げた。中心部からのアクセスの悪さも重なり、
航空各社も関空の利用に尻込みした。

第2滑走路については、建設費は過去の反省にたって、当初見込みより抑え込んだ。
が、需要はここ数年も想定したほどには伸びていない。利用者数は米同時テロ前の
2000年度に記録したピークを、今も下回っているのが実態だ。

巻き返しのキーワードは「貨物」と「アジア」だろう。24時間化のメリットが
最大限発揮できるのは、夜間の利用の多い貨物便である。中心部からの遠さも、
トラックで搬出入する貨物なら苦にならない。

日本企業のサプライチェーン(モノの流れ)がアジア全域に広がる中で、「貨物の
国際拠点空港をめざす」という関空会社の目標は理にかなったものだ。これに呼応
するかのように、日本航空なども関空発着の国際貨物便の増便を決めている。

関空会社は1兆2000億円の有利子負債を背負い、期間損益も国の補助金に大きく
依存している状態だ。これが純粋の民間企業なら、倒産もあり得る財務諸表で
ある。成田と羽田の両空港が再拡張される2010年以降は、国内の空港間競争も
激しさを増すだろう。

関空会社などの関係者は一層の利用促進を進め、外国エアラインの誘致や着陸料
引き下げに知恵を絞ってほしい。
第2滑走路が有効活用されるか、「壮大なムダ遣い」に終わるかは今後の取り組み
次第である。

ソースは
URLリンク(www.nikkei.co.jp)

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