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【交通】大阪市バス民営化せず:赤字路線多く、困難と判断…1日54人の路線も [07/07/28]
大阪市の関淳一市長は27日、2007年度に結論を出す市営地下鉄・バスの経営形態の見直しに
ついて、民営化の検討は地下鉄だけにし、バスは対象外とする考えを明らかにした。バス事業は
乗客数の低迷で赤字が続いているため、株式会社化は困難と判断した。
バス事業は現状のまま経営改革に取り組むことになるが、市主導ではリストラや路線廃止など
抜本的な見直しにつながらない可能性がある。
市政改革推進会議の外部委員と関市長らによる懇談会が同日、市役所で開かれ、関市長は
「(地下鉄とバスの経営見直しを分けて考える)発想の大転換も必要だ」と述べた。7割以上の
バス路線が赤字で、1日の乗客が54人にとどまる路線もあり、委員からは「交通事業というより
福祉事業だ」といった意見も出された。
バス事業の2006年度決算は20億円の最終赤字で、累積損失が541億円に達した。高齢者向け
優待乗車証の発行を含め一般会計から毎年度110億円を繰り入れ、市の財政悪化を招いている。
▽News Source NIKKEI NET 2007年07月28日07時00分
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