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26日の米株式相場は急反落。ダウ工業株30種平均は前日比311ドル50セント安の
1万3473ドル57セントと、6月29日以来の安値で終えた。下げ幅は今年2番目の大きさ
だった。ナスダック総合株価指数は同48.83ポイント安の2599.34と、6月26日以来の
安値で終えた。信用リスクや住宅市場への懸念が強まり、売りが膨らんだ。
S&P500種株価指数は35.43ポイント安の1482.66と、5月1日以来の安値で終えた。
ニューヨーク証券取引所(NYSE)の売買高は午後4時までの通常取引で27億7800万株
(速報値)。ナスダック市場は34億8603万株(同)。
朝から大幅安で始まった。信用力の低い個人(サブプライム)向け住宅ローン問題が
欧州にも波及するとの懸念から、ロンドンやドイツで株価が急落。市場で信用リスク
への警戒感が一段と強まった。原油先物相場が一時1バレル77ドル台に上昇したことも
市場心理を冷やした。
午前10時に発表された6月の新築住宅販売件数は前月比6.6%減と、前日発表の
中古住宅販売件数に続き、住宅市場の不況が終わっていないことを裏付けた。
25日に決算を発表した住宅建設大手のパルテ・ホームズ、26日に決算を発表した
DRホートンがそれぞれ赤字に転落したこともあり、住宅市場への懸念が売りを加速させた。
主な株価指数は下げ幅を拡大し、午後中ごろにダウ平均は450ドル下げる場面も
あった。業種別S&P500種株価指数は「素材」「エネルギー」など全十業種が下落。
ダウ平均構成銘柄では好決算を発表したスリーエム(3M)を除く29銘柄が下落した。
一株利益が市場予想を下回ったエクソンモービルが下落。パルテ・ホームズ、
DRホートンが安い。利益見通しが慎重だったブリストル・マイヤーズ・スクイブが
大幅安。売上高が予想を下回ったオフィス・デポも下げがきつかった。
半面、市場予想に反して黒字に転じたフォード・モーターが高い。前日夕に好決算を
発表したアップルが大幅高。
〔NQNニューヨーク=千田浩之〕
▽News Source NIKKEI NET 2007年07月27日06時15分
URLリンク(www.nikkei.co.jp)
【証券】NY株、不安定さ増す・サブプライム問題、懸念広がる [07/07/27]
【ニューヨーク=山下茂行】26日のニューヨーク株式市場でダウ工業株30種平均が一時、
前日比245ドル超下げた。株価が不安定さの度合いを強めているのは、信用力が低い個人
(サブプライム)向け住宅ローンでの焦げ付き多発などをきっかけに、これまで潤沢に
供給されてきたマネーが投資リスクを嫌って株式市場から急速に引き揚げかねないとの
懸念が高まっているためだ。
米市場では6月中旬、大手証券ベアー・スターンズ傘下のヘッジファンドがサブプライム
ローンを組み込んだ金融商品の価格下落による巨額の損失を抱え、経営難に陥っている
ことが表面化。同ファンドの投資家が投資資金をほぼ失う事態に発展した。
▽News Source NIKKEI NET 2007年07月27日07時00分
URLリンク(www.nikkei.co.jp)
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