07/07/19 23:55:30
BMWは18日、メディア向けに水素内燃機関駆動の量産車『Hydrogen7』(ハイドロジェン7)の
試乗会を開始した。BMWジャパン、エンジニアリング・ディビジョン、テクノロジー・
オフィスの山根健ゼネラルマネジャーによると、ハイドロジェン7のキーテクノロジーが、
液体水素を貯蔵するタンクだ。
BMWが燃料に液体水素を採用した理由は、マイナス250度以下の極低温でしか存在できないが、
同じ重さだと気体より1000分の1の体積で済むからである。
しかし、当然極低温を保持するための技術開発が大変だったとのことで、タンク内は
四重構造で、最も外側と内側の層は真空とのこと。このタンクの断熱効果は、発泡スチロール
だと17mの厚みが必要になるという。
外観からすると、タンクいっぱいに液体水素が入りそうなイメージだが、断熱構造で
スペースを取っており、実際に液体水素を入れられる容積はかなり少ないのだそうだ。
また次世代のタンクは航続距離をより延ばすため、同レベルの断熱効果ながらも、
より積載できるような構造で現在開発されているとのことである。
タンクの材質はステンレス系金属。ステンレスは液体水素に強い金属なのだが、実は
その分野では日本が一番進んでいる。しかし、今回のタンクはドイツ本国で開発された
それに近い材質のステンレス系金属を利用しているとのこと。そのため、一般道を走る
許可を得るために、日本産の金属との材質の性能比較や成分比較などを徹底的に行った
そうで、そこら辺は大変だったという。
試乗会は21日から一般向けにも開始される(同乗)。場所は東京臨海都心の日本科学
未来館がベース。「モビリティの現在・未来:水素エネルギー展」会場内にて受け付け
となっており、試乗は無料だが、入館料が必要となる。
《デイビー日高》
▽News Source Response. 2007年7月19日
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URLリンク(response.jp) 液体水素タンク
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URLリンク(response.jp) 液体水素の補給口
▽Press Release
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▽BMW
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