07/06/30 00:02:00
二本目の滑走路建設を課題とする中部国際空港会社(愛知県常滑市)の
稲葉良●(よしみ)社長が二十八日、中日新聞社のインタビューに応じた。
新規路線の開拓では空港会社自らが費用負担をする用意があるとし、
国が求めている旅客や航空貨物の需要拡大に向けて全力を挙げる考えを明らかにした。
また、二本目滑走路の実現では地元の政財界が一体となった取り組みが必要と強調した。
二本目滑走路の議論が活発化している。
「中部空港は、一流国際空港という位置付けで誕生した。不測の事態に備えることが必要で、
一本ではどうしようもない。完全二十四時間化、二本目の滑走路が必要だ」
実現については厳しい目も向けられている。
「投資に対する回収ができる見込みであることを積極的に主張したい。
中部空港は、建設する際のコストが関西空港などほかの空港ほどかかっていない。
二本目の滑走路のコストも今後、計算していく。そのためにも需要拡大の努力を続けていきたい」
需要拡大の施策は。
「航空会社に需要があるから就航してくれと頼むのは簡単だ。逆に路線ができて需要が
生まれることはある。新規就航はリスクが大きい。例えば、空港会社がテスト期間中の
(フライト)費用の一部を負担をするという考え方もありうる」
「中部財界の協力も必要だ。路線の新規開拓は空港会社だけでは無理。
着陸料金の減免よりも、企業とのかかわりの部分の影響が大きいからだ」
全日本空輸が貨物を大幅撤退した。
「中部の企業でも航空貨物を使う際は四割が成田空港を使っている。これを中部からにしてもらうよう
営業努力を続けたい。政治的な圧力では長続きしない。コスト面でも勝てるようにしていきたい。
自動車は重要だが、IT(情報技術)産業と違い、かさばり重い荷物が多い。
アフターサービスなど緊急の物資もあり、期待している」
(注)●は目ヘンに見
ソース
URLリンク(www.chunichi.co.jp)
関連スレ
【航空】中部国際空港~セントレア、2本目滑走路の試算2000億円、「効率性」重視継続 [07/06/05]
スレリンク(bizplus板)
【空港】試される潜在力 中部空港2本目滑走路へ前進…航空分科会答申 [07/06/22]
スレリンク(bizplus板)
【航空】全日本空輸(ANA)、中部空港の国際貨物事業から秋にも撤退 [06/14]
スレリンク(bizplus板)