07/06/20 00:26:52
経済産業省は19日、中古の電気製品の優良な販売店を推奨する制度を来年4月から導入する
方針を固めた。中古品の安全性を検査・保証して販売することで、テレビや冷蔵庫などの
中古電気製品の事故を未然に防ぐ狙いがある。
経産省が来月下旬にも策定する運用指針(ガイドライン)に適合すれば、店頭に「SR
(セーフティー・リユース)マーク」を掲示できる。
SRの認証を受けるには、業界団体を通じて審査を申し込む。中古品が安全、正常に作動するか
検査する責任者を置くほか、事故が発生した際のメーカーへの通知、取り扱い説明書の添付なども
行うことを確認する。認証は3年ごとに更新される。
認証を受けた中古品販売店は、販売する中古品に「点検済マーク」を表示できる。6か月以上の
保証期間を設け故障時の無料修理や交換、代金の払い戻しに応じなければならない。今秋にも
販売店などが「中古品安全・安心確保プログラム協議会」を設立、協議会が認証や更新などの
業務を行う。
中古電気製品の2004年度の販売額は、1999年度の約2・2倍に当たる約1300億円と
市場は急拡大している。一方で、中古の電気製品を販売した約45%の販売店が、消費者から
「購入後すぐに機能しなくなった」などの苦情を受けているという。
◎ソース 読売新聞
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