07/06/15 21:01:42 nzdDw0zs
英Xtrac社は2007年6月4日、F1(フォーミュラ1)レース車両に搭載する
機械式エネルギ回生装置(KERS)の開発で、英Torotrak社とのライセンス
契約に調印した。2009年にレース車の環境問題に対応した新ルールを導入
する。その一部に「減速エネルギを回収し、加速時に放出する装置を装備
すること」という項目がある。FIAは「energy recovery and re-use from
braking」とだけ表現している。
普通に考えればハイブリッド車のように発電ブレーキからの電気を蓄電池、
あるいはコンデンサにためておき、次に加速する時にモータに供給するもの
になりそうだ。これに対してXtracが考えているKERSはフライホイールにエネ
ルギを貯蔵するもの。例えばブレーキ時、駆動系は走行速度に応じて減速し、
一方のフライホイールはエネルギに応じて加速する。回転数の比を連続的に、
短時間で変化させる必要があり、CVTの出番になる。
CVTの伝達効率は90%以上、CVT自体の質量は5kg程度であり、“ハイブリッ
ド”に対して十分な競争力を持つ。
2009年トヨタはF1でも孤立する。