07/06/12 11:34:41
道は2008年度以降の財政について年400億―500億円の財源不足に陥るとの見通しをまとめた。
地方交付税の減少や金利上昇に伴う借金の利払い増を受け、07年度で300億円規模の財源不足が
発生。収支均衡を見込んで昨年策定したばかりの中期試算も下方修正する。職員給与の1割カットと
いった緊急対策は07年度で終了するが、人件費を含む新たな歳出削減策が避けられない情勢と
なった。
13日、07年度の補正予算案とともに発表する。道は昨年2月、07年度までの財源不足額1800億円を
埋めるため、2年限定の職員基本給の1割カットを柱に新たな行財政改革を始めた。中期の財政試算
(一般財源ベース)では、給与削減を07年度で終えても、08年度から14年度までの7年間はほぼ
収支均衡を確保できるとした。
ところが実質2年目の07年度でさらに300億円規模の財源が不足する見通しとなり、早くも計画の
見直しが必要な情勢となった。地方交付税、地方税、地方譲与税の合計額が100億円下振れする
ほか、前年度からの剰余金が見込めないことや借金の利払い負担増などが響く。
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