07/06/12 05:04:02
米Appleのスティーブ・ジョブズCEOは6月11日に開催された開発者会議、Worldwide Developers Conference
(WWDC)基調講演で、自社のWebブラウザSafariをWindows Vista、XP向けに投入すると宣言した。即日同社の
Webサイトから公開β版がダウンロード可能になった。
Appleが本格的に提供するWindows向けアプリケーションとしては、QuickTime、iTunesに次ぐもの。Safariは
Mac OS Xではデフォルトブラウザとなっているが、全体におけるシェアは5%未満で、Webアプリケーションや
Webサイトの対応では優先度が低くなりがち。SafariのWindows版が一定のシェアを確保すれば、Safariの地位
向上を狙うことが可能になる。
Safariはオープンソースのレンダリングエンジンを用いたWebブラウザで、これまではMac OS X専用だった。
同じくMac OS Xが採用されているiPhoneにも搭載されている。
β公開されるのは新バージョンのSafari 3で、Windows版だけでなく、Mac OS X版もダウンロード可能。Safari 3
の大きな特徴はスピード。Internet Explorer 7、Firefox 2、Opera 9といった主要ブラウザとのパフォーマンス比較
でSafari 3がトップだとAppleは主張している。
そのほかの機能強化では、これまでFirefoxに後れを取っていたインライン検索機能が新バージョンでは付加された。
入力テキストフィールドのリサイズも可能になった。プライベートブラウジングという新機能は、Google検索やキャッシュ、
Webサイトの履歴などを保存しないモードで、メニューから切り替え可能。
Safari 3の動作環境は、MacではMac OS X 10.4.9以降。WindowsではXPまたはVista搭載で256Mバイト以上のRAM、
500MHz以上のPentiumuクラスプロセッサが必須。
ジョブズ氏はSafariの基本機能をオープンソース化したWebKitがWindows向けに提供されるかどうかについては
言及しなかった。
■ソース
ITmeia(URLリンク(www.itmedia.co.jp))[2007年06月12日 04時02分 更新]
URLリンク(www.itmedia.co.jp)
■関連URL
Safari 3 Public Beta URLリンク(www.apple.com)