07/06/10 22:33:42
雨が上がると、靴をぴかぴかに磨きたくなる季節だ。
1950年から東京都港区のJR新橋駅前で靴磨きをしている沢村ちづさん(85)。
始めた当時は1回10円で、アイスもなか1個に相当する値段だったという。
現在、1回の料金は500円だ。
磨き手の高齢化や道路舗装、スニーカーの普及などにより、靴磨き職人の数は減っている。
それでも、街頭の熟練職人の前には常連客が列を作り、根強い人気を見せる。
東京・丸の内で営業する靴磨き職人(56)はこの道30年。89年に消費税が導入された際に
料金を400円から500円に値上げし、現在は700円。
「靴磨きの値段は、ラーメン1杯かタクシーの初乗り料金と同じというのが定説」という。
帝国ホテル(東京都千代田区)は800円、ホテルオークラ東京(同港区)は1200円(標準的な
コース)で靴磨きサービスを提供している。
沢村さんは、ここ1、2年、景気の回復を肌で実感している。通常の客は中年男性が主だが、
その中に若い男性が交じってきたためだ。「勤め先が決まって、安定した収入があるから来てくれる
んでしょうね。孫の靴を磨いているような気がして、うれしい」
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靴磨き 大卒男子の平均初任給 中華そばの平均価格
1955年 20円 1万657円 48.5円*
75年 200円 8万3600円 211円
2006年 500円 19万9800円 559円
沢村さんの料金 厚生労働省調べ 総務省調べ(東京都区部)
*は62年の数値
◎ソース 毎日新聞
URLリンク(www.mainichi-msn.co.jp)