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ソフバンクが初の首位-5月携帯純増でKDDI、ドコモとも抜く(3)
6月7日(ブルームバーグ):電気通信事業者協会が7日発表した5月末の携帯電話
契約件数によると、新規契約から解約を引いた純増数で、シェア3番手のソフトバンク
モバイルが16万2400件と、初めてトップとなった。KDDIの純増数は13万8500件、
最大手NTTドコモは8万2700件だった。
KDDIは昨秋の番号継続制度(MNP)導入を契機とした契約増の流れに乗り、
3月には過去最高の純増53万件を記録していたが、MNPの効果が薄れて鈍化。
今年1月に導入した新料金体系「ホワイトプラン」を軸に春商戦での勢いを保った
ソフトバンクに抜かれた。同社発表によるとホワイトプランの申込件数は7日、
500万件を突破している。
同協会事務局の平留美氏によると、前身のJフォンやボーダフォン日本法人の時代も
含め、ソフトバンクモバイルが純増数でトップとなったのは、1996 年1月に協会が
契約統計を取り始めてから初めて。
5月末のシェアは、ドコモが前月末比0.1%低下の54.1%、KDDIは変わらずの29.3%、
ソフトバンクは0.1%上昇し16.6%。
大和総研の西村賢治アナリストはソフトバンクの純増数について、年間最大の商機と
される春商戦が過ぎた後にしては「かなり強い数字」とコメント。夏向けの端末の
ラインナップについても3社のうち「ソフトバンクの品ぞろえが最も良い」と述べ、
今後も期待できるとの認識を示している。
クレディ・スイス証券の早川仁リサーチアナリストは統計発表後のリポートで、ソフト
バンクがホワイトプランを導入した今年1月以降、10万件以上の純増を毎月続けてきた
事実を強調したうえで「5月は家族間の24時間通話無料などが支持を得て、加入者増に
弾みがついた」と分析。さらに「対KDDIのMNP勝負でも、日によっては加入が
解約を上回っている」と指摘した。>>2
更新日時 : 2007/06/07 15:58 JST
URLリンク(www.bloomberg.com)