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ビル・ゲイツ氏とスティーブ・ジョブズ氏は長年、時に無情な敵対関係にあることで有名だ。
だが2人の大物は、めったにない顔合わせの間、ほとんど友好的な態度を取っていた。
そして2人が強く同意したことが1つあった。今はテクノロジー業界にとってとてもいい時期だ
ということだ。
「後で振り返ったときに、今は特に素晴らしい発明の時代だったと思うだろう」とゲイツ氏は
Wall Street Journal主催のカンファレンスで語った。「そう思うよ」とジョブズ氏は答えた。
両氏は初めパートナーだったが、今はオンライン音楽やOSなどの分野でライバルだと
考えられている。2人は久しぶりに一緒にステージに立ち、90分の間、自分のキャリアを
振り返り、時に互いをからかった。
両氏はパーソナルコンピュータ産業の形成において密に協力したことを語り、互いの
功績をたたえた。Apple IIやMacintoshなどAppleの初期のパーソナルコンピュータにとって、
Microsoftはアプリケーションやプログラミングツールなどのソフトの重要な開発元だった。
互いの何を最も尊敬しているかという聴衆からの質問を受け、ゲイツ氏は、「スティーブの
センスを手に入れるためなら何でもする」と語り、Macintoshの初期のころにジョブズ氏と
会談したときのことを思い起こした。「スティーブがユーザーと製品に対するセンスに
基づいて、決定を下すのを目にしたものだ。彼のやり方はまったく違う。魔法のようだ」
一方ジョブズ氏は、ゲイツ氏の慈善事業を賞賛した。「世界はもっと良くなるだろう。ビルが、自分の目標は墓地で一番の金持ちになることではないと気付いたからだ」
今や有名になったAppleのテレビCMとインターネット広告―PCを表す平凡な会社員と、
Macを表す20代の先進的な若者を比較した広告―についても、2人は冗談を言った。
「あのCMは意地悪をするつもりじゃないんだ。あの2人は好き合っているんだ」とジョブズ氏
は語り、疑わしそうに姿勢を変えてあごをかくゲイツ氏を見た。
「パソコン君はすごいよね」とジョブズ氏は言う。
「彼のお母さんは彼が好きなんだ」とゲイツ氏。
「パソコン君はすべてを動かしてくれる」とジョブズ氏はオチを付けた。
(続きは>>2-10)
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