07/05/31 12:55:05
二〇一一年七月の地上デジタル放送(地デジ)への完全移行に伴い、徳島県内で関西のテレビ局の
放送が見られなくなる懸念があったが、地元民放局や県内ケーブルテレビ(CATV)事業者などの
協議の結果、視聴できる方向へ動き始めた。関西の地デジ番組を安定的に徳島で視聴するには
CATVが有力な手段だが、放送には関西準キー局の同意が必要だった。これに対し、
準キー局四社のうち三社が同意し、県内CATVも四月までに順次、三社の地デジ放送を流し始めた。
CATV網の全県整備などの課題は残るが、視聴可能なテレビ局が激減する事態は免れそうだ。
徳島は今、大半の地域で関西準キー局(毎日放送、朝日放送、関西テレビ、読売テレビ)の放送を
見ることができる。しかし本来、準キー局は近畿が放送エリアであり、徳島は想定していない。
地理的条件が功を奏し、たまたま受信できているのが現状だ。おかげで地元にNHKと四国放送しか
ない徳島でも、都会同様に多くの放送が楽しめる。
従来のアナログ放送は電波環境が悪くても、映りが多少悪くなるだけで視聴はできた。
一方、デジタル放送は電波特性上「鮮明に映る」か「全く見えない」かのどちらかしかない。
アナログ放送の終了後、徳島の各家庭で準キー局の放送を安定的に受信できるのは、電波の強さや
特性を考慮すると、海岸沿いや遮へい物のない高所など一部に限られるとみられている。
解消手段としてCATVに期待が集まるが、関西準キー局の放送を放送免許の対象外区域にある
CATVが受信、放送するには準キー局の同意(再送信同意)が必要となる。
このため、県内CATV十九局は昨秋から準キー局との話し合いを進めてきた。
話し合いの中で、準キー局が地元民放への配慮として四国放送の同意を条件に挙げたことから、
CATVは四国放送の了解を得た上で、毎日、関西、朝日の三社の再送信同意を取り付けた。
CATVによって差はあるが、ケーブルテレビ徳島は毎日放送の地デジ放送を十二月、関西テレビを
二月、朝日放送を四月から放送している。四国放送と同系列の読売テレビについてはなお協議中だが、
テレビ徳島の佐々木治之開発部長は「いい方向で交渉は進んでいる」という。
大阪だけをエリアとするテレビ大阪、兵庫だけがエリアのサンテレビなど、いわゆる県域免許の
テレビ局との交渉には着手していない。
※以下、省略。
(県内の各町村の取り組みが紹介されています。興味のある方はソース記事をご覧ください)
◎ソース 徳島新聞
URLリンク(www.topics.or.jp)
◎関連スレ
【放送】東京キー局の再送信めぐり、CATV局と民放局が対立…知事が調整へ 長野 [07/04/15]
スレリンク(bizplus板)