07/05/29 23:41:06
愛知県が２００６年度の一般会計決算で、約４０億円の黒字を見込んでいることが分かった。
好調な企業業績に支えられた税収の伸びなどを受け、黒字は７年連続だが、
０７年度当初予算では借金返済のための減債基金などから４００億円を繰り入れており、
県は「財政状況は依然として厳しい」としている。
決算見込みによると、歳入２兆３１５０億円に対し、歳出は２兆３０９０億円。
形式収支は６０億円の黒字で、事業の遅れで本年度に繰り越した分の財源２０億円を差し引くと、
実質収支は４０億円の黒字となる。
県は、決算段階で最終予算を上回る県税収入の増加を見込んでいる。
このため、将来の公債費負担の増加を抑制するため、０６年度予算に計上した
臨時特例的な県債である行政改革推進債１４３億円と、退職手当債３０億円の計１７３億円の発行を取りやめた。
しかし、県の財政状況は依然厳しい状況が続き、０６年度は２月補正で減債基金からの
繰り入れ運用は解消したが、０７年度は減債基金を含む基金活用による財源対策を実施するなど
“やりくり”に苦慮している。
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