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TDF株主、第三者割当増資差し止め仮処分を申し立て
【東京 25日 ロイター】 TDF<5641>は25日、同社の株主で日本個人投資家協会理事の木村喜由氏から仙台地方裁判所に第三者割当増資の株式発行差し止め仮処分の申し立てがあったと発表した。
木村氏は第三者割当増資が財産権の侵害にあたるとしている。
TDFは申し立ての内容を精査して今後、必要な手続きをとる方針。
TDFは18日、いすゞ自動車<7202>を割当先とする9億8980万円の第三者割当増資(発行価格は1株350円)を実施すると発表していた。
これについて木村氏は「第三者割当増資は保有する株式の希薄化を招き、財産権の侵害にあたる。
また発行価格は1株あたり純資産価格(459円)を大きく下回り、持ち株比率を引き上げたいいすゞという特定取引先の利益に配慮したもの。
これは取締役などの善管注意義務違反だ」としている。木村氏は、信用取引を含めて同社の発行済み株式の5.1%を保有している。
一方、TDFでは「投資の緊急性から時間的な制約もあって、こうした条件の第三者割当増資になった。法律的に問題はなく、増資を取りやめる考えはない」(同社関係者)としている。
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