07/05/23 23:50:13
スクウェア・エニックスが23日に発表した07年3月期決算によると、
売上高は前年同期比31.3%増の約1634億円、営業利益は同67.5%増の約259億円、
経常利益は同68.8%増の約262億円だった。
05年にタイトーを買収してから通期で業績が出たのは初めてで、過去最高の売上高となった。
家庭用ゲームソフト事業は、PS2用「ファイナルファンタジー(FF)12」(北米168万本、欧州110万本)、
PS2用「キングダムハーツ2」(欧州70万本)など米欧で好調だった。
国内でもニンテンドーDS用「ドラゴンクエストモンスターズ ジョーカー」(141万本)、
DS用「FF3」(99万本)を出荷、売上高などで貢献した。
オンラインゲーム、モバイル、出版の各事業も利益を伸ばしたが、
建て直しを図る子会社・タイトーのゲームセンター事業は営業赤字を計上するなど低調だった。
08年3月期の予想は、売上高1625億円、営業利益210億円、経常利益200億円。
注目のPS3用ソフト「FF13」は、08年4月以降の発売になる見通し。
スクウェア・エニックス和田洋一社長との主な一問一答は次の通り。
--「ドラゴンクエスト9」の開発状況はどうか。
きわめて順調だ。(ドラクエシリーズのゲームでは)06年末にDS用「モンスターズ ジョーカー」を出して、
通信対戦で盛り上がった。夏にはゲームセンター用「バトルロード」、Wii用「ソード」を展開する。
その後、リメーク版などを出してから、「9」の販売を考えている。ただ、販売時期も完全には確定していないこともあり、流動的だ。
--販売本数は(『ドラゴンクエスト8』)の3倍という声もある。ゲームの価格は?
目標本数は、差し控えさせていただきたい。価格については、市場を見ながら弾力的に設定するべきと思っている。
--「FF13」の状況は?
(米国のゲーム展示会『E3』で)お披露目をしたが、もう少しかかる。少なくとも今年度は無理だ。
--今後のゲーム市場の可能性についてお聞きしたい。
成長していくと思う。ユーザー、ゲーム機の多様化は数年前から想定していた。
ただDSの爆発的な(ユーザー、市場の)増え方は予想外だった。
ソース
URLリンク(www.mainichi-msn.co.jp)