07/05/23 12:47:36
那智勝浦町の大型保養施設「グリーンピア南紀」の跡地を賃借して観光施設に再開発する
中国企業の現地会社「南紀ボアオ」は21日、事業の見直し計画書を町に提出した。
計画書は数ページが欠落している未完成なものだったが、中村詔二郎町長は同社の意向を尊重し
「企業秘密」として公開を拒否した。町内では計画が遅れていることに対して先行きを心配する
住民も多い。22日開かれた町議会では、この問題に対する町の姿勢について議員から厳しい意見が
相次いだ。
提出された計画書は「南紀ボアオ基本計画概要版」（Ａ４判）。
同社の男性社員（49）が町役場を訪れ、中村町長に手渡した。その上で同社は、６月１日に開く
町民説明会までは中村町長と亀井二三男参事・産業課長ら担当者３人以外には非公開とし、
それを承認する中村町長の誓約書提出を求めた。中村町長は「内容を検討して数日中に（誓約書の
提出を）判断する」と述べた。
計画書は、同社が６月末の完成をめどに作成していたが、町が22日開会の町議会で経過などを
報告するため「不完全でも認める」として提出を要請していた。そのためか、提出された計画書は
１３１ページのうち数ページ分が欠落しているという。
亀井課長は「22日までに概要版の要約書を出してもらい、議員に報告する予定だ」と説明。
また、６月末を期限として町から国（厚生労働省）へ利用状況を報告することになっているため
「ボアオには１日も早く完全な計画書の提出を求めている」と述べた。しかし、いずれも町が
申し入れただけで、同社からの確約はないという。
同社の開発は、当初の計画から大幅に遅れており、「事業とん挫」などの報道もあって町内では
計画を心配する声が出ている。
>>2以降に続く
◎ソース 紀伊民報
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