07/05/22 15:12:25
デジタル顕微鏡などの開発・販売を手がけるスカラは、眼鏡に装着して画像を見る超小型ディスプレー
「Teleglass(テレグラス)T3-F」を開発し、21日、報道陣に公開した。
軽量、コンパクトで使用中も周囲の視界を確保できることから、同社は「“通勤地獄”を“通勤天国”に」とPRしている。
「TeleglassT3-F」は、本体を眼鏡の片側に装着すると、2メートル離れて28インチ相当の画面を見ているのに
相当する映像が見られる。
ポータブルDVDプレーヤーや一部のワンセグ携帯電話、iPodなどと接続することで、DVDやテレビ、音楽ビデオを楽しめる。
23万画素。電池ボックスを兼ねたコントローラーやDVDプレーヤーをポケットに入れればハンズフリーで使え、
視線をずらすだけで周囲の視界を確保できるのが特徴で、使用しない時には画像表示部分が電動でサイド部分に収納できる。
会見で、清原大三・同社技術部長は「都心部では1日数百万人が1~2時間の“通勤地獄”の中で無駄な時間を
過ごしており、テレグラスはその時間を“通勤天国”に変えるツールの1つ。
通勤しながら英会話レッスンをしたり、ミュージックビデオを楽しむことができる」と提案。
現時点では専用のチタン眼鏡にしか装着できないが、同社は「エクセル眼鏡」と協力し、さまざまな素材や色、デザインの
眼鏡フレームを開発する予定。
また、同社はすでに、医師が患部から目を離さなくてもモニター映像が見られるとして病院での試験利用を始めているほか、
災害現場や工事現場などハンズフリーで映像を見る需要がある産業界でも市場を開拓する方針。
22日から同社のサイトと、東京・秋葉原の九十九電機本店で販売。
価格は本体▽眼鏡▽コントローラー▽充電器▽接続ケーブル▽専用収納ケースで9万8000円(税別)。
同社は初年度3億円の売り上げを見込んでいる。
ソース:URLリンク(www.mainichi-msn.co.jp)