07/05/25 02:09:50 fZqBqSeu
>>83>>98
東京と首都圏の多極化構想は、東京大都市圏の膨張が止まらず、
住宅地は無限に郊外へ郊外へとスプロールするように見えて
「一戸建て手の出るところに熊も出る」という川柳が詠まれた時代の話。
あの時代は、それにあわせて地価の持続的上昇も止まらなかったので、
都市取得費だけでも天文学的数字になり、
都心部の再開発自体が著しく困難になった。
それで、仕方なく、郊外に新しく都心的機能をもつ当時最新の街区を
開発しようというのが、新都心構想だったんだよ。
今は、これらの前提は全部崩壊しているだろ?
東京一極集中と言われているにも関わらず、首都圏でもスプロールは完全停止。
地価は持続的暴落が10年続き、ようやく23区だけ持ち直してきたところ。
何が悲しくて、遥か遠くの新都心にバラバラに分散させないといけないのだ?
分散型というのは、そもそも経済非合理なんだよ。移動するだけでも大変なんだから。
但し、MM21だけは、手狭な横浜旧中心部(歴史的な「関内」「関外」)の拡張という
横浜の中で完結する固有の意義があって開発されたところなので、やや話が違うけどな。