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ソースネクスト、Web上で利用できる無料のOfficeサービス「ThinkFree」
URLリンク(internet.watch.impress.co.jp)
ソースネクストは14日、新サービスやソフトの発表会を開催した。ThinkFree, Inc.との
独占提携により、Web上でOfficeファイルを編集できる「ThinkFree てがるオフィス」
ベータ版を同日より開始する。
「ThinkFree てがるオフィス」は、専用ソフトをインストールすることなくワープロ・
表計算・プレゼンテーションファイルをWeb上で作成できるサービス。Microsoftの
Officeソフトとの互換性が特徴の1つで、Word、Excel、Powerpointのファイルを
ThinkFreeで編集できる。なお、マクロやピボットテーブルなど、Officeソフトの
一部機能はサポートされていないほか、ベータ版では一部が英語表記になっている。
ThinkFreeで作成したファイルはPCに保存できるほか、Web上にもファイル保管用に
1GBのディスク容量を用意。Web上に保存したファイルは他ユーザーへの公開も
可能で、6月にはWeb上に保存された公開ファイルの検索機能と共有機能を
ベータ版として公開する。
ファイルにはタグが付与でき、キーワードの検索が可能。ユーザーがファイルを
評価できる機能も搭載し、評価順やアクセス数順などでもファイルを検索できる。
また、保存されたファイルをブログやホームページなどで引用できる機能も提供する。
公式コンテンツの提供も予定し、第1弾としてインプレスジャパン、エクスメディアと
提携。見積書のフォーマットといったOfficeソフトのテンプレートをThinkFreeで
提供していく。
ベータ版公開を踏まえて9月には正式版サービスを公開し、同時に有料サービスも
開始する。有料サービスではオフラインでファイルを作成し、オンライン時にWeb上と
同期できる機能や、保存容量の拡張などを検討しているという。2007年秋には
パッケージ版も公開し、有料サービスと無料版で表示される広告を合わせて
収益化を図っていくとしている。
ThinkfreeのCEOであるTJ Kang氏は、「ThinkfreeがGoogleに勝っているところは
Microsoftとの高い互換性だ」とアピール。Googleの「Google Docs & Spreadsheets」で
開けないファイルもThinkfreeであれば対応可能であり、インターフェイスも
Officeソフトと非常に近いために違和感なく利用できるとした。
ソースネクストとの提携については「現在はデスクトップ向けの製品を開発しているが、
ビジョンは我々と同じものを持っており、アグレッシブな企業だ」と評価。「我々の
専門性や技術的ノウハウと、ソースネクストの持つ日本市場の知識や
マーケティング能力を組み合わせることで、次のWeb 2.0への新しい波を作り出せる」と
自信を見せた。
>>2へ続く